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2019年11月4日 紙面から
ブルペンに入り、与田監督(右)の前で投球練習する根尾=北谷球場で(中嶋大撮影)
中日の25選手が参加する沖縄・北谷での秋季キャンプは3日から第2クールがスタート。根尾昂内野手(19)は自ら志願してブルペン入りし、25球を投じた。大阪桐蔭高時代は二刀流として甲子園を沸かせた背番号7は「スローイングの矯正」「打撃時の上下の連動」「身体の原点回帰」の3つの狙いを説明した。
ミットを突き刺す音はとても野手の球には思えない。軽く130キロ以上は出ているであろう白球を投じたのは、根尾だ。楽しそうな表情を見せながらブルペンで躍動。親指と中指にテーピングを施しながら、中腰の赤田ブルペン捕手にテンポよく投げ込んだ。
根尾自身が志願して実現したブルペン入り。「ファームでもこっそり投げてました。それでキャンプでも投げたいと話をさせてもらってました」。宮崎でも投げていたそうで、約3週間ぶり。だが二刀流へのアプローチではなく、単なる気分転換でもない。明確な狙いがあった。
強肩を持ち合わせながら、やや送球が安定しない根尾。1軍初出場となった9月29日の阪神戦(甲子園)では一塁への送球がワンバウンドに。味方の好守に救われたが送球の安定感はどのポジションでも必要不可欠だ。ブルペン入りにゴーサインを出した与田監督は「体全体を大きく使うことで内野のスローイングにも生きてくる。春にできないことをする秋だからね」と目を細めた。
次に根尾が口にしたのは「打撃にもつながってくる」。この言葉にうなずいたのは村上打撃コーチ。実は村上コーチも指揮官にブルペン入りを進言していた。「打撃の中で上半身と下半身が連動してできる“割れ”は投球動作の中にもある。根尾の打撃には割れがなかったのでやってみたらどうかなと」。自身も近鉄時代に実践。さらに当時の主砲・ローズや中村紀洋もブルペンで感覚を養っていたという。「根尾の場合は右左の違いはあるけど、1点に力を集約する感覚を思い出すきっかけになってくれれば」と力説した。
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