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【競馬・ボート・競輪】

[競馬]菊花賞 武豊、令和でも菊制覇 最年少&最年長V

2019年10月21日 紙面から

馬群を抜け出し、菊花賞を制したワールドプレミア(左端)(黒田淳一撮影)=京都競馬場で

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 クラシック三冠レース最終戦「第80回菊花賞」(GI・20日・京都・芝3000メートル)は中団の内を進んだ単勝3番人気のワールドプレミアが直線抜け出して、サトノルークスの追い上げを首差封じて重賞初制覇、最後の1冠を手にした。武豊騎手(50)は同レース5勝目で、最年少に続き、最年長菊花賞勝利記録をつくった。友道康夫調教師(56)は初勝利。サトノルークスが2着、1番人気のヴェロックスが3着だった。

 不世出の名馬ディープインパクトがこの世を去って3カ月。くしくもその血を受け継ぐ素質馬が、世代のライバルたちを蹴散らしてラスト1冠をもぎ取った。ソエにより春のクラシックを棒に振りながらも、3番人気に支持されたワールドプレミア。最後に執念が実った。

 殊勲の武豊が振り返る。「ディープが後押ししてくれました」。スタートを決めて道中は好位のインへ。1000メートル通過1分2秒4の流れの中、ぴたりと折り合ってじっくりと脚を温存。4角手前でジワジワと位置を上げると、直線で左ステッキを連打。残り100メートルで先頭に立つと、最後は猛追したサトノルークスを首差で振り切った。「馬が一生懸命走ってくれました。本当に状態が良かったし、枠順も良かったので勝つレースをしようと思っていました」。完璧な形でチャンスをものにし、満足げな笑みを浮かべた。

 鞍上にとっては記録ずくめの勝利だ。史上初となる昭和、平成、令和での3元号GI制覇を成し遂げるとともに、菊花賞最年少&最年長勝利記録を樹立。最多勝利数(5勝)をも更新し、それが2005年ディープ以来の戴冠で、しかもディープの子となれば喜びもひとしおだ。「そういう意識はありましたし、良かったです。最年少と最年長記録を取れてうれしい」と率直に喜びを表現した。

 史上13人目の三冠トレーナーとなった友道師も「ひと言で言うとジョッキーがうまい」と名手を褒めたたえ、「去年も2着(エタリオウ)だったし、厩舎としてもうれしい。春は悔しい思いをしていたので、最後の1冠を取れて良かった」と相好を崩した。次走は未定だが、「長距離で活躍してほしい」と師は先を見据える。物語はまだ始まったばかり。最強の遺伝子を持つ令和最初の菊花賞馬が、今後もビクトリーロードを突き進んでいく。 (京都競馬取材班)

 

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