ラグビー日本代表候補の北海道・網走合宿は21日、約2時間の全体練習が行われ、強度を上げた実戦形式で調整した。初のW杯出場を目指すSH茂野海人(28)=トヨタ自動車=は、同ポジションのライバル選手に助言するなど、切磋琢磨(せっさたくま)しながら代表入りに懸けている。
競い合ってこその代表争いだ。小雨が降る中で、茂野は年長のSH田中(キヤノン)に声を掛けた。同ポジションで、3大会連続のW杯出場を目指すライバルに対し、キックを巡って助言したという。「(田中さんが)先輩だから全部教えてもらうというのではなく、自分が思うことがあったら言えばいいと思って」と狙いを明かした。
6月の宮崎合宿で代表に合流した茂野は、パシフィック・ネーションズカップの初戦フィジー戦で先発出場。3人が名を連ねるポジション争いで、大きな存在感を示した。
網走合宿には、代表入りへアピールする最後のチャンスと捉えて臨んでいる。ライバルへの競争心を持つ一方で、情報共有を図ろうと意気込む。「代表としても、個人としても、もう一段階成長できるように」と茂野。残された期間でのレベルアップを見据えた。 (高畑章)