| ナツミでーす。今僕は、なんと!中東の某国に来ています。僕を買ってくれたのは、アラブの大金持ちのアブドルさんです。 アブドルさんのお屋敷はすごいんだよ。めちゃくちゃ広くて、本当、大宮殿って感じ。お屋敷には、砂漠の国なのに水族館みたいな大水槽があって、僕は毎日その中を泳いでいるんだ。あっ、水槽というより、僕は食材なんだから生簀といった方がいいのかな。アブドルさんやお客さんたちは、僕が裸で泳ぐのを見て大喜びしているんだ。僕、胸とかはあまりないけど、泳ぎには自信があるんだよ。お魚のようにしなやかに泳げるよ。水着の跡が白い体をひるがえして、水の中を自由に泳ぎまわると、みんな僕の事を、綺麗な熱帯魚だとか、人魚だとか、誉めてくれるんだ。でも本当は、僕は生簀のお魚なんだから、早く食べてほしいよ。お刺身でも焼魚でもいいから。 あともう一つの僕の特技、新体操を披露する事もあるんだ。やっぱり裸でやるんだよ。リボンや輪をうまく操りながら、回転技を決めると、みんな大喝采。倒立やブリッジも人気があるんだよ。開脚技で大きく足を開くと、みんなの注目が僕のアソコに集まるんだ。僕のアソコ、まだちょっとしか毛も生えていないけど、とてもかわいいんだって。アブドルさんも、ある時、指で僕のアソコを拡げながら、ピンク色で綺麗だと言ってくれたよ。でも未使用なのがいいんだとかで、それ以上の事はしなかったんだ。 こんな感じで、あとしばらくは、みんなを喜ばす日が続きそうです。でもアブドルさんが、近く大事なパーティーがあると言っていたので、そこできっと僕を食べてくれるはずです。その時が楽しみです。 今日はアブドルさんの大事なパーティーの日です。期待していた通り、僕を料理してメインディッシュにしてくれるそうです。あっ、僕ナツミです。もう覚えてくれてますね。今日のお客さんはアブドルさんの大切な恩人さんだそうです。そんな大事な人をもてなす食材に僕を選んでくれて、とてもうれしいです。僕も、一生懸命、最高の食材としての務めを果たしたいと思います。 いつも通り、裸で水泳と新体操をお客さんたちに披露した後で、僕はアブドルさんの部屋に呼ばれました。まだシャワーで汗を流しただけで、裸のままです。部屋にはアブドルさんと召使さんが一人いるだけでした。アブドルさんは「今までありがとう。楽しかったよ。今日はいよいよ君に美味しい料理になってもらうからね。」と言いました。アブドルさんは本当に日本語が上手です。「僕こそ、とてもかわいがってくれて、ありがとうございました。今日はがんばります。」と答えると、アブドルさんは笑って、「本当に君はいい子だね。それじゃぁ今から、イス○ムの正式な戒律に従って、私が君を屠殺するからね。」と言いました。イス○ムの信者はそのようにして屠殺した肉しか食べられないんだそうです。 僕は「よろしくお願いします。」と言って、その場にひざまずきました。アブドルさんは自らナイフを手にとって僕に近づき、僕の髪をつかんで顔を上に向けさせました。召使さんが僕の喉の下に銀の皿をあてがいます。アブドルさんはコー○ンの聖句を口ずさみながら、ナイフを僕の喉にあて、一気に切り裂きました。目の前が真っ赤になりました。 * * * * * * * * 事切れたナツミの体は、厨房に運ばれていきました。ナツミはきっと美味しいアラビア料理になることでしょう。 本日は、世界的に高名な大富豪アブドル・ハッサン・フセイン氏主催の晩餐会です。招待客は百人ほどで、氏が主催する宴としては、極々小規模なものです。しかし今回の主賓は氏の恩人にあたる人物だそうで、心を込めて最大級のもてなしを用意したとのことです。 数え切れないほどの様々な料理が並ぶ中、一番中央のテーブルに置かれた黄金製の皿には、東洋人の少女の生首が飾られています。ショートカットの黒髪と黒い瞳、日焼けした顔に白い歯のかわいい娘です。彼女はフセイン氏がわざわざ日本から取り寄せた最上級の食用少女だそうです。名前はたしかナツミとかいいました。 今回招待されたお客さんたちも、午前中には、まだ子供のような彼女が裸で、泳いだり新体操を演じたりする様子を、存分に楽しみました。その少女が、今料理となって並べられているのです。 少女の手足の肉は、アラブ風の串焼きケバブになりました。首と手足を切り取られた体は、腹の中に、ナツメヤシや干ブドウ、刻んだ少女自身の臓物などを混ぜ込んで炒めた米を詰め込み、スパイスをたっぷり効かせて焼き上げられています。 お客さんたちも、この素晴らしい料理には、大感激です。何体か用意されているグラマラスなアラビアンガールの丸焼きもそっちのけで、日本少女の話題で持ちきりです。今後中東からの日本産食用少女の注文も、かなり増えそうです。黄金の皿の上の少女の首も、満足そうに微笑んでいるように見えました。 (おわり) |