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【スポーツ】

[陸上]サニブラVS桐生 9秒台決着か きょう決勝、夢の激突

2019年6月28日 紙面から

男子100メートル準決勝 力走するサニブラウン・ハキーム(右)=博多の森陸上競技場で(内山田正夫撮影)

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◇日本選手権

 ▽世界選手権(ドーハ)代表選考会を兼ねる▽第103回▽第1日▽福岡市博多の森陸上競技場▽男子走り高跳びなど決勝4種目

 注目の男子100メートルは9秒97の日本記録を持つサニブラウン・ハキーム(20)=米フロリダ大=が準決勝2組で大会記録に並ぶ10秒05をマークし、1着で28日の決勝に進んだ。同1組では小池祐貴(24)=住友電工=が10秒09で1着、桐生祥秀(23)=日本生命=が10秒22で2着。男子走り高跳びは日本記録保持者の戸辺直人(27)=JAL=が2メートル27で4年ぶりに制し、世界選手権代表を決めた。

 この男、底が知れない。2年ぶりの日本凱旋(がいせん)レースとなったサニブラウンが日本記録保持者の貫禄をまざまざと見せつけた。予選を10秒30の組1着で通過すると、準決勝では10秒05の大会タイ記録をマークし、全体トップで28日の決勝に進出。「スタートは遅れたものの、まずまずのタイムだと思う」と事もなげに振り返った。

 出遅れを、ものともしなかった。号砲からスタートを切るまでのリアクションタイムは、準決勝に進んだ16人中最下位の0秒180。「予選のピストルが早すぎたので、しっかり音を聞いてから出ようと思ったら音を聞きすぎた」。それでも188センチの身長から繰り出されるストライドで加速し、中盤を前に先頭に立った。

 最後は「何もしなくてもスピードに乗れた」と流しながらのフィニッシュ。それでも優勝した2年前と同じタイムに「気持ち良く走れているので、2年前の10秒05とは走りの内容も気持ちも全然違う」と、成長と手応えを実感する。

 久しぶりの日本のレースだが「毎年毎年、日本での陸上競技の人気が上がっていて自分としてもうれしい」と注目度も力に変えている。スタートで遅れ、フィニッシュで緩めながらのトップ通過、大会タイ。期待も十分自覚している。「優勝するために集中して自分のやるべきことをやりたい。やるべきことをやればタイムは勝手についてくる」。決勝でも日本記録保持者の真価を発揮する。 (川村庸介)

 

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