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超強力な土魔法使いの実力。土建チートで巨大建造物を造って世界を変えてしまっています。 作者:天野優志

第一章 「レンガ作り」から「住宅一発造り」への軌道

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第23話 協調性も大切にね

「話がある」


そう言って家を依頼してくれたリーダーが居酒屋に誘ってくれた。

だれかと食事するのはこっちにきて初めてだ。

別にひとり飯が嫌いな訳ではないが、たまには誰かと食事するのもいいな。

まぁ、相手がリーダーというのもあるが。


リーダーが連れてきてくれたのは、いかにも冒険者が好きそうなお店。

豪快な料理をリーズナブルな料金で出してくれる。


「塊り肉の岩塩焼き2つ。あと、ビールもふたつ」

「活気のある店ですね」

「だろ。ここの肉はうまいぞ。まずは喰ってくれ」


すぐに運ばれてきた塊り肉。でかい。

かぶりつくと肉汁がどばっと口の中に広がる。うまい。


「で、話というのはな」

「はい」

「家を作ってもらった俺がいうのも変だが、あれはまずいぞ」

「えっ、満足してもらえなかったんですか?」

「逆だ。大満足だ。うちのもすごく喜んでいた」

「・・・ん?なら、何がまずいんですか?」


話の意味が分からなくて、きょとんとしてしまった。


「あの家が金貨70枚と知られたら家を建てる依頼が殺到してしまうぞ」

「本当ですか。うれしいです」

「まぁ、聞け。依頼された家をおまえが作りまくったらどうなると思う?」

「えっと。お金がやたらと入る?」

「そう、おまえには、な。逆に今まで家を建てていた大工には入れなくなる」

「あっ」


確かに小屋を頼んでくれた農民さんが依頼しようとしていた大工さん。

今は仕事が一杯あるみたいだったけど、私が建てまくったら仕事がなくなるだろう。


「大工は大工ギルドというのに所属していてな。所属していないおまえが勝手に家を建てることを問題視するはずだ」

「あー、そうですよね」

「そこでだ。大工ギルドに話を通そうと思う。ギルド長とは知り合いだからな」

「それは、ありがとうございます」

「ただし、勝手に家を建てられたら、ギルド長を説得できない」

「あー、そうですよね」

「ギルド長には了解をもらっておくから、俺が紹介する奴だけ、家を建てるようにしてくれないか」

「そこまでやってくれるんですね。ありがとう」


なんとか、大工さんと仕事の配分はうまくやってくれるらしい。

リーダーって呼ぶのやめてマネージャーって呼ぼう、これからは。


「さっそくだが、大工ギルドの建物を建て替えないか?」

「えっ、大工ギルドならいくらでも大工さんいますよね」

「それがな。いつでもできると思うとやらないものでな。相当ボロくなっているんだ」


いいのかな。大工でもない私がそんな建物作ってしまって。


「金貨70枚で頼まれているんだ。ギルド長に」


あら、そんな話までできてしまっているのね。


「サイズが俺の家より3倍もあるから大変だと思うが、これからのことも考えて引き受けてくれないか?」


別にサイズは大して関係ないし。半日で出来てしまうはず。

打ち合わせとかで時間かからないとすればね。


大工ギルト長と縁をつくるためにも、引き受けることにしよう

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