[画像をブログで見る]
世界のメタンハイドレートのエネルギー総量は、すでに知られた石油、石炭、天然ガスなど化石燃料の総量の2倍に達すると科学者は推測する。世界の海底のメタンハイドレートは人類の使用量の1000年分に相当するとの推測もある。巨大な潜在的エネルギーであることは確かだとしながら、中国の教授がその採掘に伴う困難や危険性を以下のように指摘している。参照記事
メタンハイドレートの採掘は巨大な危険性も伴う。中国石油大学 の陳光進教授は以前、海洋中のメタンハイドレートを軽々に採掘すれば、地質と生態に惨事をもたらす可能性があると指摘した。先史時代の何回かの生物大絶滅 は極端な温暖化と関係があると推測される。こうした気候変動は突発的原因によって海底のメタンハイドレートが大きな範囲で分解され、大量のメタンが大気中 に放出されたためと考えられる。メタンは二酸化炭素の20倍という強力な温室効果ガスで、海底のメタンハイドレート中のメタンの総量は大気中のメタンの 3000倍に達する。技術的関門を突破しなければ、メタンハイドレートの採掘が極めて危険な行為であることは明らかだ。すでにある専門家は、今回日本が行った採取実験方法「減圧法」自体が地質災害を引き起す危険性があると警告している。
減圧法はメタンハイドレートを埋蔵する海底に深い穴を数多く掘り、二酸化炭素を注入して減圧し、メタンハイドレートを分解する方法だ。この方法の危険性 は、慎重に操作しなければ連鎖反応を引き起し、辺り一帯のメタンハイドレートを一気に分解させてしまうことにある。こうした場合、海底の地質に変化を引き 起し、地震さらには津波を招くことになる。重要なのは、こうした災難は日本に被害を及ぼすだけでなく、極端な気候変動による被害は全世界に及ぶということ だ。
米国が1960年代にはメタンハイドレートの採掘研究に着手しておきながら、長期的なエネルギー開発計画のままにしており、2015年にようやく小規模な採掘実験を行う計画であるのは、まさにこうした環境や生態への危険性のためだ。
技術上のボトルネックは採掘の障害の1つに過ぎない。開発コスト面から見て、メタンハイドレートが経済効率的に石油や天然ガスに比肩しうるかどうかも疑問 だ。メタンハイドレートの放出する気体は体積が大きく、輸送が極めて困難で、海底パイプラインを建設するか液化する必要があるため、採掘だけでなく貯蔵・ 輸送コストも相当高くつくと専門家は指摘する。こうした障害は短期間には解決困難だ。、、。
記事
- 2013年04月07日 00:03
メタンハイドレート採掘に伴う困難と危険
- リュウ&ネコのフー&ミー
- 海外の注目ニュースを2匹のネコとともに紹介