【スポーツ】[野球]来年ドラフト1位候補の奥川、11奪三振 星稜コールド発進2018年11月11日 紙面から
◇明治神宮野球大会<第2日>高校の部では、27年ぶりの優勝を狙う星稜(石川)の来年ドラフト1位候補・奥川恭伸投手(2年)が、強打で中国大会を制した広陵(広島)を7イニング3安打に抑え、11三振を奪い9-0の7回コールドで初戦を突破して4強入り。関東王者の桐蔭学園(神奈川)は初戦敗退。大学の部では立正大(東都)が九州共立大(九州)に2-0で勝ち準決勝進出。DeNAドラフト2位指名の伊藤裕季也内野手(4年・日大三)が決勝2ランを放った。 【高校】星稜9-0広陵神宮の視線を独り占めした。星稜の奥川が、優勝候補の広陵を散発3安打に抑え、7イニングで11奪三振。無四球と制球も抜群だった。「球が走っていた。丁寧に投げることを心掛けて、その通りにできた」。最速150キロを誇る来年のドラフト1位候補が、神宮初マウンドで貫禄投球だ。 北信越大会決勝で左手首に打球を受けてから20日ぶりの実戦登板。最速で149キロを計測したストレート、スライダーに加えて、今大会に向けて磨いてきたフォークも解禁した。硬いマウンドに備えて、開幕前に神宮仕様の亜大などのグラウンドで練習した。「思っていたほど硬くなく、傾斜も投げやすかった」。 今夏のU18アジア選手権の日本代表に、2年生で唯一選ばれた。宿舎では、中日にドラフト1位指名された大阪桐蔭の根尾と同部屋で、スライダーの握りを聞き、投球の組み立て方も教わった。「目標は全国制覇」。松井秀喜さん(44)を擁した1991年以来の優勝を狙う。 (麻生和男) ▽中日・中田宗男スカウトディレクター(星稜・奥川について)「下半身の使い方が良くなり、制球も良くなった。今のまま行けば(ドラフト1位の)12人に入るのは間違いない」 ◆桐蔭学園 初舞台は大敗関東王者で初出場の桐蔭学園は、序盤から失点を重ねて、打線も4安打とふるわず7回コールド負け。関東大会で3本塁打を放ったプロ注目遊撃手の3番・森は3打数無安打に終わり「関東大会では打てていたが、今日は仕留められなかった」と肩を落とした。ネット裏で観戦した前巨人監督でOBの高橋由伸さん(43)に初勝利を見せられなかった。 ◆村木が痛恨被弾 筑波大重い1点自慢の投手力で12年ぶり出場となった筑波大は、2年生エース右腕の村木が4回無死で痛恨の先制被弾。カウント1ボール2ストライクからの直球を近大の佐藤に左翼席に運ばれ「フォークで追い込んだので、そろそろフォークを狙ってくると思った。高めだったがあのカウントでフルスイングされるとは」と脱帽。打線が弱いチームにとっては重い1点となっって、村木自身は静岡高時代以来の神宮大会で、初勝利を逃した。 ◆立正大、DeNA2位・伊藤裕がV弾立正大準決勝進出の立役者は、DeNAからドラフト2位指名を受けた4番・伊藤裕。7回無死三塁で、広島から2位指名の九州共立大・島内のフォークを捉え、左翼席へこの試合の唯一の得点となる2ランを運んだ。「今日は自分の仕事ができたと思う。東都の代表として、次もしっかり戦いたい」と意気込んだ。
|