今回はスペイサイドモルト、ロングモーンのディスティラーズチョイスを飲みます。
ロングモーン蒸溜所は、エルギンから南に3km離れた場所にあり、近隣にはベンリアック、グレンエルギン、マノックモア、グレンロッシーといった蒸溜所もある盛んな地域でもあります。
ゲール語で「聖人の場所」というこの蒸溜所は、1894年にジョン・ダフが建設し、操業されました。
1909年にジェームズ・R・グラントが買収、その後はいくつかの企業の手に渡り、現在はペルノ・リカールが所有しています。
1919年、日本からウイスキーを学ぶため、数ヶ月間ポットスチルの掃除をするなど、この蒸溜所で修行をした人間がいました。それが後にサントリーでウイスキー造りを手がけ、ニッカウヰスキーを創業する竹鶴政孝でした。
その際に、竹鶴はロングモーンのポットスチルの様子などをノートに残し、これが後に余市蒸溜所に生かされたといわれています。
当初は余市蒸溜所同様に石炭を使った直火蒸溜をおこなっていましたが、現在はスチームによる加熱方式に切り替わっています。
このディスティラーズチョイスは2016年に発売された新しいオフィシャルボトルです。
使用されている原酒は、ファーストフィルのバーボン樽、シェリー樽、リチャー済みのホグスヘッド樽の3種類だそうです。
グラスに注ぐと、液色は淡い琥珀色、香りはブドウとレモンが感じられます。
口に含むと、ワインのようなブドウの香りが先に届きます。その後はバニラ、カラメル、紅茶、フローラルな石けんと続きます。
味わいは、酸味が多少強めに感じられますが、ノンエイジで在りながらアルコールからの辛みは少ないです。ただ、後からは渋みも得られます。
ロックにすると、潜んでいたレモンが揮発し、柑橘系の皮のような渋い香りも湧き出します。その後はブドウ、石けん、紅茶と続きます。
味わいは、苦味が強くなり、後から酸味が追いかける印象です。
ハイボールだと、ブドウが先立ち、その後は青リンゴ、花の香りがやってきます。
味わいは酸味が強めになり、さっぱりした印象になります。
既に発売されている16年ものと比べてみると、シェリー樽原酒を加えることで、香りや味わいに広がりが出たように思えます。
ノンエイジでありながらも、若さ故のとげとげしさは余り感じられず、それなりに熟成されたものを使用しているように思えます。
ただ、個人的にはおいしいという印象は薄く、もっと甘い香りのする原酒と混ぜないと厳しいかな、とは思いました。
700mL、アルコール度数40度、価格は6000円ほど。
マッサン修行の地
ゲール語で「聖人の場所」というこの蒸溜所は、1894年にジョン・ダフが建設し、操業されました。
1909年にジェームズ・R・グラントが買収、その後はいくつかの企業の手に渡り、現在はペルノ・リカールが所有しています。
1919年、日本からウイスキーを学ぶため、数ヶ月間ポットスチルの掃除をするなど、この蒸溜所で修行をした人間がいました。それが後にサントリーでウイスキー造りを手がけ、ニッカウヰスキーを創業する竹鶴政孝でした。
その際に、竹鶴はロングモーンのポットスチルの様子などをノートに残し、これが後に余市蒸溜所に生かされたといわれています。
当初は余市蒸溜所同様に石炭を使った直火蒸溜をおこなっていましたが、現在はスチームによる加熱方式に切り替わっています。
このディスティラーズチョイスは2016年に発売された新しいオフィシャルボトルです。
使用されている原酒は、ファーストフィルのバーボン樽、シェリー樽、リチャー済みのホグスヘッド樽の3種類だそうです。
フローラルさの強い香り
まずはストレートから。グラスに注ぐと、液色は淡い琥珀色、香りはブドウとレモンが感じられます。
口に含むと、ワインのようなブドウの香りが先に届きます。その後はバニラ、カラメル、紅茶、フローラルな石けんと続きます。
味わいは、酸味が多少強めに感じられますが、ノンエイジで在りながらアルコールからの辛みは少ないです。ただ、後からは渋みも得られます。
ロックにすると、潜んでいたレモンが揮発し、柑橘系の皮のような渋い香りも湧き出します。その後はブドウ、石けん、紅茶と続きます。
味わいは、苦味が強くなり、後から酸味が追いかける印象です。
ハイボールだと、ブドウが先立ち、その後は青リンゴ、花の香りがやってきます。
味わいは酸味が強めになり、さっぱりした印象になります。
既に発売されている16年ものと比べてみると、シェリー樽原酒を加えることで、香りや味わいに広がりが出たように思えます。
ノンエイジでありながらも、若さ故のとげとげしさは余り感じられず、それなりに熟成されたものを使用しているように思えます。
ただ、個人的にはおいしいという印象は薄く、もっと甘い香りのする原酒と混ぜないと厳しいかな、とは思いました。
700mL、アルコール度数40度、価格は6000円ほど。
<個人的評価>
- 香り B: ブドウが先に訪れ、その後は紅茶、石けん、バニラ、カラメル。ロックではレモンが現れる。
- 味わい C: 酸味が前に来て、ビターが付いてくる。ロックではビターが目立つ。ストレートではアルコールからの辛みは少なめ。
- 総評 C: フローラルな香りと渋みが目立ち、個性が強く、あまり多くの人に好まれるように思えない。
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