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【スポーツ】

[レスリング]女子50キロ級・須崎、53キロ級・奥野、連覇!

2018年10月27日 紙面から

女子50キロ級決勝アゼルバイジャン選手を破って優勝を決め、ガッツポーズする須崎優衣(右)=ブダペストで(榎戸直紀撮影)

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◇世界選手権<第6日>

 【ブダペスト木村尚公】レスリングの世界選手権第6日は25日、当地で女子4階級の決勝などがあり、女子50キロ級の須崎優衣(19)=早大=が五輪3大会連続メダリストのスタドニク(アゼルバイジャン)に10-0でテクニカルフォール勝ち。ライバルを寄せ付けない圧倒的な強さで2連覇を果たした。53キロ級の奥野春菜(19)=至学館大=も米国選手にテクニカルフォール勝ちして2連覇を達成。62キロ級の川井友香子(21)=至学館大=はブルガリア選手に敗れて銀メダルだった。

 ロンドン五輪金の小原(旧姓坂本)日登美、リオデジャネイロ五輪金の登坂絵莉らが苦しめられてきたスタドニクを、決勝で須崎が完膚なきまで打ちのめした。「自分が練習してきたレスリングをやり切った」。全4試合で相手に1点も与えない完璧な内容で頂点に立ち、表彰台で涙を流して達成感に浸った。

 今年2月にスウェーデンでの国際大会でスタドニクと対戦した際は、2-2でラストポイントを奪った須崎が辛勝。わずか8カ月で、両者の立ち位置は大きく変わっていた。指導する吉村祥子コーチ(50)は「これまでは相手の隙を見て飛び込むレスリングだった。それだけでは勝てない。組み手などの基礎や、体づくりを積み重ねた」。練習では指先の使い方から丹念に見直し。組み手が改善され「至近距離でも戦えるようになった」と言う。須崎も「8カ月前よりレスリングの幅が広がっている」。前回女王はわずか1年足らずで劇的な進化を遂げた。

 これだけ急加速で成長していても、須崎はなお貪欲。今大会の直前合宿ではコーチを兼任する吉田沙保里(至学館大職)にスパーリングを直訴。「吉田さんは世界で何度も優勝している。肌で感じる部分がある」と本気モードで戦った。アンクルホールドなど新しい技の習得にも熱心だ。

 海外では敵無しを証明した。国内へ戻れば、登坂らとのハイレベルな代表争いが再び幕を開ける。須崎は「さらに強くなって東京五輪へつなげたい」。2020年に金メダルを手にするまで、若き女王は進化の歩みを止めない。 (木村尚公)

 

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