エントリーポイントについて

 

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 プロフィールご紹介

講師:川口一晃氏

三菱UFJ証券、三菱UFJ投信、三洋投信など国内投信会社にて10年以上ファンドマネージャーを務める。その後、独立し2004年にオフィスKAZを設立。現在はテレビ、ラジオなどのメディア出演、書籍の執筆やセミナーなど幅広く活躍中。

 

 

今回のハイライト

 

【今回の動画を観たらコレが得られる!】

 適切なエントリーポイントがわかる

 

 

トレンドの転換まで待つ

利益を出すためには利食いも大事ですが、適切なエントリーポイントが重要です。私の場合であれば、トレンドの転換を確認してからエントリーするようにしています。トレンドとはどこまで続くかわからないもので、単純に売られすぎたので買う、買われすぎたので売るということを目安にすると、結局は失敗してしまうことが多いです。そうではなく、相場の流れが完全に変わったことを確認してから売買をするといった、トレンドを重視したエントリー方法を心掛けてください。

 

 

移動平均線の使い方

テクニカル分析の中で、おそらく皆さんが一番初めに勉強するのが移動平均線だと思います。中でも短期と長期の移動平均線の交わり、GC(ゴールデンクロス)、DC(デッドクロス)を利用した取引手法は有名です。

移動平均線の特徴には向いている方向にトレンドがでるというほかに、現在の価格が移動平均線より上か下かで相場の良し悪しを計ることができます。例えば買いの場合、移動平均線より現在の価格が上ならば多くの投資家に利が出る可能性があることを示唆しており、相場が良い状態だといえます。逆に現在の価格が移動平均線より下にある状態では多くの投資家が利が出ない状態にあるので、相場は悪い状況と判断できます。

 

 

移動平均線の使い方

下の画像は私が作成した移動平均の最適化プログラムの結果を表したものです。

 

 

ここでいう最適化とは、ゴールデンクロス、デッドクロスでそれぞれ売り買いを繰り返した場合の最適な移動平均線の組み合わせのことをいいます。検証の期間は3年間です。その中で一番成績が良かったものは50日と75日の移動平均線の組み合わせで、取引回数は15回、合計損益は約15円、勝率は約46%という結果となりました。最適化した一番良い組み合わせの勝率でさえも46%ということは、15回の取引のうち7回うまくいき、8回ダメだったということになります。つまりサイコロを振って偶数か奇数かの確率よりも低いというわけです。

これはとても使い勝手が悪いですね。つまりゴールデンクロス、デッドクロスに委ねて取引をしても勝てないということです。

 

このような検証を続けていくと、移動平均線はどちらかというと短期として考えていくほうが使いやすいといえます。

 

 

エントリーポイントの例

私がエントリーの参考にしているもののひとつに10日の移動平均線があります。

 

 

上の画像はユーロ円の日足チャートに10日の移動平均線を表示しています。活用方法は非常にシンプルで、現在値が移動平均線を越えたらポジションチェンジをします。越えたことを確認した翌日にポジションをとるので、まずは①の星印の翌日の陽線で買いを入れていきます。ここではしっかりと上昇トレンドを捉えることができました。

 

次に下落トレンドとなるのは10日移動平均線を割り込んだ②の星印の箇所となります。ここで売りポジションを作っていきます。③はちょっと残念ですが再び10日移動平均を抜けて買いシグナルとなったので、買いを入れていきます。すると次の日に割り込んでしまうので、ここは損がでてしまう場面です。100戦100勝とはいかないので失敗例としてご紹介します。このようなちょっとした戻しのあやではミスすることもありますが、大きなトレンドの場合はほぼ取れます。また、③で失敗しても④で売りエントリーができれば、その後の下落トレンドを取ることができます。

 

それから⑤で再び10日移動平均線を抜けたところで買いエントリーとなり、直近では反発上昇のトレンドを捉えにいっているといった状態になります。大事なのは流れが変わったということが分かってからエントリーすることです。もうそろそろ反転かなと思うときは、そうならないときのほうが多いです。流れが変わったかどうかはトレンド系のテクニカルを用いて判断してください。その中でも移動平均線を使用した取引手法はとても使い勝手が良いと思います。是非参考にしてみてください。

 

 

【今回の動画に出てくる用語】

ゴールデンクロス
短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に抜けることで上昇トレンドを示唆する。

 

デッドクロス
短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下に抜けることで、下落トレンドを示唆する。

 

移動平均線
当日から遡った過去一定期間の価格の平均値を算出し、グラフ化したもの。
実際の価格との乖離から相場を予測するテクニカル手法。

 

 

 

 

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