私が、ゲーム開発をしていた頃のことも、少し書きましょう。
あの頃は、ビデオゲームと、テレビゲームの両方を開発していました。
ビデオゲームは、ゲームセンターなどの業務用で……テレビゲームは、家庭用のゲームのことです。
業務用は技術が上がって行くだけですが……家庭用は、様々なハードウェアに対応しなければなりませんでした。
アタリから、いじりはじめ……ファミコン、メガドライブ、MSX2などの、ゲームカセットを開発していました。
業務用はコンピュータごとの設計なので、
「今回のは、こんなのが良い」とか、社内にいるハードウェア設計者と打ち合わせして、予算の範囲内で開発していました。
私は半田付けが得意でしたので、時々、ハードウェアの人の手伝いなどもしていました。
そんなこともあり、彼らと仲が良かったので、企画を担当きた時、かなり優遇してもらいました。
ゲームの開発に入って最初の仕事は、「データ打ち」でした。
「データ打ち」とは、8×8マスの特殊な方眼紙に、マーカーで描かれたキャラクターの絵を……数字に直して、コンピュータに打ち込む作業のこです。
数字と言っても、4桁の2進数なので、頭が混乱してしまいます。
絵が上手いとか、美しいとか以前に……打ち込んだデータが正しく表示されてあいるかどうかが、大きな問題になりました。
時には、どこかの数字を打ち損じて、絵がグチャグチャになることもありました。
そのたびに、最初から、数字を見直す作業をして……さらに絵がグチャグチャになったことも、かなり、あります。
キャラクターは小さい絵ですので、それでも簡単な方でした。
背景を描いてデータにするのは、まず、A4サイズの、やはり特殊な方眼紙に、マーカーで色を塗る作業の手伝いでした。
主線は、デザイナーの先輩が描いているので……その中のマス目を塗るのですが……8×8枚ある為、全部で64枚の紙に、色を塗らなければなりません。
そして最後はテープで貼って、巨大な絵になって、完成しました。
もちろん、それを、2進数でデータ化したのですが……気が遠くなるような作業でした……。
なお、このブログは「播磨陰陽師の独り言」の第35話を再編集したものです。








