1往復分のマイルで2回海外へ?特典航空券の裏ワザ
すごいものを見つけちゃいました。もっと早くに気づいていれば…という感じです。(笑)
マイルのお得な使い方として、特典航空券に替えることが挙げられます。
普通に発券するだけでも十分にお得ですが、今回ご紹介するのは何と1往復分のマイルで2回、海外へ行けてしまうという裏ワザ。
しかもうまく使えば、前後に国内旅行もつけることができるんです。
ちょっとややこしいのと、クセのある旅程にはなりますが現実的な旅行も十分可能です。
どんな方法なのか、順を追って解説しますね。
目次
ANA国際線特典航空券と提携航空会社特典航空券の違い
まず、ANAマイルを使った国際線の特典航空券は2種類あります。
一つはANA便を予約する方法。もう一つは、提携しているスターアライアンス便を予約する方法です。
この2つのルールはほとんど一緒なのですが、決定的な違いが3つあります。それは必要マイル数、途中降機、乗り換えについてです。
この中で特に重要になるのは途中降機(ストップオーバー)と乗り換えです。
途中降機(24時間を超える滞在)
途中降機はストップオーバーとも呼ばれ、経由地で24時間を超えて滞在する場合を指します。
この途中降機に関して、ANA便とスターアライアンス便ではルールに違いがあります。
POINT・ANA便の場合、日本発は途中降機不可。海外発は目的地以外に1回可能
・スターアライアンス便の場合、日本発・海外発ともに往路・復路いずれか1回可能
例えばANA便の場合、地方出身の方が「福岡→東京→パリ→東京→福岡」と移動する場合、行きの旅程は東京でストップオーバーすることができません。
これに対し、スターアライアンス便の場合は行きでも帰りでも、東京で一度ストップオーバーが可能です。
これが1つ目のポイントです。
乗り換え(24時間未満の滞在)
乗り換えとは、目的地以外での24時間未満の滞在のことです。
実は、こちらもANA便とスターアライアンス便ではルールに違いがあります。
POINT・ANA便の場合、日本国内で往路2回・復路2回まで可能
・スターアライアンス便の場合、日本国内で往路2回・復路2回に加え、国外で往路2回・復路2回まで可能
スターアライアンス便の方がルールが少し緩く、国内での2回ずつに加え、国外でも2回ずつ乗り換えが可能です。ここが最大のポイントです。
2回海外へ行けるカラクリ
ものすご~く簡単に言うと、メインの旅行に海外経由の乗り換えをくっつけてやることで、同一マイル数で2回海外へ行くことができてしまいます。
前後にくっつければ3回海外に行くこともできますし、国内旅行も追加できてしまいます。
ただ、注意点がいくつかあります。
POINT・提携航空会社特典にするため、スターアライアンス便を1便以上取り入れる
・最初の出発地は普段使っている空港以外にする
・乗り換え扱いにするため、メインでない旅行の滞在は24時間未満でなくてはならない
・乗り換えできるのは日本国内、韓国、中国、東南アジア、南アジア、南西太平洋エリア
・メインの旅行にストップオーバーを既に組み込んでいる場合、間を開けて旅行の追加ができない
実際に例を挙げていくつか見てみましょう。
11月に東京⇔ウィーン旅行を企画した場合
11月に東京からオーストリアのウィーンへ旅行すると仮定します。
ここではエコノミークラスで検索してみます。
これが基準となるメインの旅行です。
スターアライアンス便を含むので、必要マイルは60,000マイルです。
直行便が出てこなかったので、往復それぞれ国外乗り換えが1回ずつ含まれています。
ではこの行程に色々と追加してみましょう。
10月に大阪発の台湾1泊旅行を追加
大阪発の台湾1泊旅行を10月に追加してみます。(大阪 → 台北 → 東京)
行程としては往路が「大阪 → 台北 → 東京(ストップオーバー)→ フランクフルト → ウィーン」、復路が「ウィーン → フランクフルト → 東京」となります。
POINT・台湾は乗り継ぎ扱いにするため、滞在時間は24時間未満にする
・東京をストップオーバー扱いにするため、最初の出発地を東京以外にする
・今回の場合、「国外乗り換え+国内乗り換え&東京ストップオーバー+メイン旅行」の形となる
台湾1泊旅行を追加しても必要マイルは変わらず60,000マイルのままです。ちなみに支払い金額が増えているのは主に空港使用料と燃油サーチャージです。
一番最初の東京→大阪への移動は別途手配する必要はありますが、特典航空券やLCCなどを活用すれば出費を抑えることができます。
もちろん、時間に余裕があって数日前に大阪へ移動しておけば、実質的に大阪への国内旅行も片道追加できることになりますね。
この行程にさらに追加してみましょう。
10月に沖縄発大阪1泊と、帰国後に札幌行きを追加
上記の日程の前後に国内線も追加してみましょう。
10月に「沖縄 → 大阪」を、帰国後に「東京 → 札幌」を追加します。
POINT・大阪は国内での乗り継ぎ扱いにするため、24時間未満の滞在にする
・帰国後の東京も国内での乗り継ぎ扱いにするため、24時間以内に札幌へ出発する
・全体としては、「国内乗り換え+国外乗り換え+国内乗り換え&東京ストップオーバー+メイン旅行(国外乗り換え2回含む)+国内乗り換え」の形となる
前後に国内旅行を追加しても必要マイルは変わらず60,000マイルのままです。支払い金額も変わっていません。
一番最初に「東京 → 沖縄」、一番最後に「札幌 → 東京」を別で用意してやれば、「沖縄旅行+大阪1泊旅行+台北1泊旅行+ウィーン旅行+札幌旅行」が60,000マイルで行けちゃいます。
元々、オーストリア単純往復でも60,000マイルでしたので、お得感が半端じゃないですね。
尚、この行程では、国内乗り換えと国外乗り換えが3回ずつ含まれています。
フルに入れようと思えば、ルール上は復路に国内乗り換えと国外乗り換えを1回ずつ、さらに追加できます。
さすがに現実的じゃないと言うか、そこまでやっても辛いだけだとは思いますが…(笑)
12月に東京⇔バンコク旅行を企画した場合
まず12月に東京からタイのバンコクへ、ビジネスクラスで旅行すると仮定します。
スターアライアンスのタイ航空ビジネスクラスで、必要マイルは60,000マイルです。
ここに色々と追加してみましょう。
11月に北京1泊旅行を追加
福岡→東京を最初に組み入れ、東京発の北京1泊旅行を11月に追加してみます。
行程としては往路が「福岡 → 東京 → 北京 → 東京(ストップオーバー)→ バンコク」、復路が「バンコク → 東京」です。
POINT・福岡から移動後の東京は乗り継ぎ扱いにするため、滞在時間は24時間未満にする
・北京も乗り継ぎ扱いにするため、滞在時間は24時間未満にする
・東京をストップオーバー扱いにするため、最初の出発地を東京以外にする
・今回の場合、「国内乗り換え+国外乗り換え+国内乗り換え&東京ストップオーバー+メイン旅行」の形となる
必要マイル数が増えているのは、日本発の旅程が「Zone 1-A」から「Zone 1-B」へ変更になるためです。詳細は公式ページよりご確認下さい。支払い金額が増えているのは主に空港使用料と燃油サーチャージです。
こちらも一番最初に「東京→福岡」の便を用意すれば、わずか3,000マイル+αで福岡旅行と北京1泊旅行が追加できることになります。
帰国後に上海行きを追加
帰国翌日に上海往復を組み入れ、最終目的地を大阪としてみました。
POINT・帰国後の東京は乗り継ぎ扱いにするため、24時間以内に上海へ出発する
・上海は乗り継ぎ扱いにするため、24時間以内の滞在とする
・全体としては、「国内乗り換え+国外乗り換え+国内乗り換え&東京ストップオーバー+メイン旅行+国外乗り換え+国内乗り換え」の形となる
ややこしいですね~(笑)。図にするとこんな感じです。
元々は東京⇔バンコクのビジネスクラス往復で、60,000マイルでした。
この行程は最初に「東京→福岡」、最後に「大阪→東京」の便を別で用意してやれば、「福岡旅行+北京1泊旅行+バンコク旅行+上海1泊旅行+大阪旅行」が63,000マイルで行けてしまいます。しかも北京と上海もビジネスクラスです。
一応、理論上は乗り換えをさらに追加することもできます。
とは言え、さすがに現実的じゃないですよね(笑)。
ストップオーバーを既に組み込んでいる場合
例えば以下のように、パリとフランクフルトの周遊ルートを組んでいたとします。
パリで3日間滞在した後にフランクフルトに3日間滞在するので、パリでストップオーバーする形となっています。
このような場合、直前や直後に旅行をくっつけることはできますが、東京でストップオーバーすることができません。つまり、パリ旅行の数週間前に台湾一泊旅行を組み込むことはできません。
間を空けて旅行したい場合には、メイン旅行の目的地は1ヶ所である必要があります。
最後に
この方法の特徴は、メイン旅行以外の滞在はすべて24時間未満となることです。
前後に短期滞在を繰り返す形になるので、長めの休みが取れる時期があり、頻回移動しても大丈夫な体力がある方でなければ上記のような行程は難しいかと思います。
ただ、うまく使えば週末に弾丸旅行を入れるなど、少ないマイルで複数の国へ行くことができるのも事実です。
要領がわかれば検索も簡単ですので、是非一度試してみてはいかがでしょうか。