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気付いたらオークになっていたので日記をつけることにした 作者:藤屋順一

第一章 集落と周辺の環境を良くすることにした

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豚日記19

豚歴1年2月2日 曇り


今日はすぐにでもエルフの捜索隊が来るであろうことを予測して早めにシロと交渉をすることにした。

シロは年を取らないエルフの更に純血種であるハイエルフなんで見た目は子供だが頭脳はBBAだ。

知識はあるが人間を蔑んでいてクソ頭が固く、知恵の面で人間に劣ることを理解していないようだった。

チョロそうでマジ助かる。

まず、ここは元々無法者のオークの集落で、マリアと俺がオークを手懐けて農場にしていなかったら鳥から落ちた時に死んでいたかもしれないし、生きていたとしてもオークの慰み者にされて殺されていたであろうことと、今でも見張り無しの状態のオークが外界のエルフを見ると何をするかわからないこと、俺とマリアがシロを保護したことは大変な幸運だったことを説明する。

そしてシロを保護した成果を強調しながら、この農場の発展のために土木と農業の知識を持つはぐれエルフを一人出向させてほしいと願い出た。

エルフと言うのは寿命が長いんで禁を破って人間と結ばれたエルフは必ず夫に先立たれてはぐれエルフになる。というのを事前にシロから聞き出していたのでその情報を利用してやった。

マリアは俺が何を言ったのかシロに聞くと思いっきりこちらを睨んできた。俺の思惑に気付いたからだ。

何のことはない、助けてやったんだからそっちで持て余しているエルフを奴隷としてこちらによこせ。という交渉だ。

一方のシロはこちらの思惑には何も気付いておらず、こちらの願いを快諾した。

受けた恩をすっきり返しながらはぐれエルフを厄介払いできるチャンスだとしか思っていないんだろう。

夕方近くになって昨日シロを乗せていた鳥が山の麓に降りてきたので迎えに来たエルフにシロを引き渡してこの件は一件落着した。相手が起こしたしょうもない事故で集落が滅ぼされるのは溜まったもんじゃない。

エルフが人間やオークとの約束を守るかどうかよくわからないんで、見返りの奴隷エルフは来たらラッキーぐらいに思っておこう。

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