挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
気付いたらオークになっていたので日記をつけることにした 作者:藤屋順一

第一章 集落と周辺の環境を良くすることにした

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました
13/43

豚日記13

豚歴1年1月24日 曇りのち雨


非常に不本意なことに、この集落に畑ができてしまった。

オークと言うのは本来……以下略。

だが、できてしまったものは仕方がないし、ノラにそそのかされてゴリさんもやる気満々だ。

ゴリさんははっきり言って超強い。どのくらいかと言うと神様からチートステータスが与えられて力と体力だけ限界突破してるようなもんだ。

幸いにも知能も並以上なので俺の言う事は理解してくれるが、下手に意見して怒らせるのは超怖ぇ

ここはゴリさんに協力するしかない。

と言う訳でこの間襲撃に行ったばかりだが、また今日も行く羽目になった。

しかもターゲットは農作物の苗やら種やら芋やらだ。オーク史上最低の襲撃だぜ。畜生。

仕方がないから俺の好きなもんを重点に奪うことにした。

ゴリさんが下っ端をこき使って俺の好きなもんを作ってくれるならまぁ良い事にしよう。

メンバーも俺とゴリさんと下っ端一匹という万全の態勢だ。超だりぃ

夕暮れごろに村人共が引き上げる時間帯を狙って楽々目的達成。俺ももはや襲撃の匠だな。

畑や作業小屋を漁って種やら苗やら種芋やら不足している農具をマルチストレージ(ズダ袋)にどんどんしまっていった。

ちょっと思うところがあったのでマルチストレージ(ズダ袋)をゴリさんと下っ端に持たせて先に帰らせた。

村の中の様子を探るためだ。夕闇に紛れて閑散とする村の中を闊歩するのは気分が良い。

それにしても陰気な村だ。目が見えないクララを性奴隷にしてオークに攫われた女を石打刑にする。

貧乏と疑心と無知蒙昧の所業の根源は村の中心にある教会だろう。人がいないのを見計らって教会に近づき様子を探った。

教会自体は戸締りが厳重で中の様子はわからなかったが、教会の脇の小屋には小汚い格好の子どもが数人押し込められていた。俺の姿を見て怯えていたが、大声を出す元気もなかったようだ。

放っておくのもどうかと思ったが、今回はこれ以上できることもないのでそのまま集落へ引き上げた。



豚歴1年1月25日 晴れ


最近ある疑惑が俺の心の中でふつふつと湧き上がっている。マリアの事だ。

あいつ、もしかして要らん子なんじゃね?

クララの事はノラが娘のように可愛がっているし、料理はノラがの方が上手いし、ご奉仕はいつまでたっても上手くならないし、唯一の仕事である祭祀事は最近ようやく自覚が芽生えた族長に適当にやらせとけばいいしな。

それに、このままここに置いておけない事情もいくつかある。

怪我の治療ができるのは便利ではあるが、それ以上に女を攫うときに非常に邪魔だ。

この先女を攫って輪姦するときに止めに入られたり逃がそうとされたりすると確実に事故るだろう。

今まで無傷で居られているは俺の努力のおかげでもあるし、多くの幸運が重なった結果でもある。

まぁ、あいつは頭が切れて強かだ、当分は信じることにしよう。

そして今日は集落総出で農作業をしていた。

豚畜生共が女にこき使われて良い汗かいて良い顔してやがる。きめぇ

何なんだこれは。こいつらはオークを何だと思ってるんだ。

豚畜生共もブヒブヒ言ってないでなんか言えよ。そして植える用の種芋を食うな。畜生。

+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。