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完成目前のビルで大規模火災が発生した。7月26日午後1時52分、東京都多摩市唐木田の建設現場で火災が発生したと110番通報が入った。地下3階・地上3階の鉄骨造の事務センターを建設中で、総務省消防庁の集計によると7月27日時点、死者5人、負傷者42人。火災は午後7時40分に鎮圧、午後10時38分に鎮火した。翌27日に警視庁と東京消防庁が合同で現場検証に入った。
警視庁は、出火元は地下3階で、アセチレンボンベのバーナーを用いたH形鋼の切断作業中に、何らかの原因で断熱材のウレタンに引火したとしている。現場作業員が消火に取り掛かったが、消火が間に合わず延焼した。死者のなかには地上階で作業中の人もいた。東京消防庁によると、地下2階と地下3階の計約400m2に加え、地下3階の下にある免震ピット部分の断熱材が約5000m2が燃えた。
火災が発生した現場は、「(仮称)多摩テクノロジービルディング計画」。三井不動産が100%出資する南多摩特定目的会社が事業を進めていた。施工者は安藤ハザマ。全工程の約9割が終了しており、完成目前の出来事だった。火災当日は、耐火工事や内装工事などの作業中だった。
現場は、大型商業施設や住宅などが立ち並ぶ地域に位置する。道路を挟んだすぐ横には民家があるが、周辺民家への延焼はなかった。火災当日、現場周辺を通った男性は、「黒い煙が立ち上り、クレーンが見えない状態だった」と話す。
安藤ハザマによると、火災発生当日、現場には約300人の作業員がいたという。総務部の担当者は「被害状況の確認がまだなので、今後の対策を含め検討中だ」と話した。現場でどのような安全措置や指導がなされていたかについても確認中だという。
三井不動産の広報部担当者は「施工者の安藤ハザマからの報告書を待っている状態なので、質問には答えられない」とし、今後の見通しについても未定とした。
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