筋肉を断裂した右腕、故障に苦しむ下半身で遠藤が驚異の快進撃だ。
執念あふれる二番だった。一番目は妙義龍の出足に後退しながら、土俵際の粘り腰で裏返りながら相手を道連れに落ちた。物言いで同体判定となり生還。二番目も上手を許し、押し込まれながら、左四つ。腕を返す技ありの寄りで逆転した。
「最後まで気持ちを切らさずに相撲が取れて良かった。勝ち切れて良かった」。中日で7勝を挙げ、勝ち越し王手は16年秋場所以来。この場所は13勝を挙げ準優勝している。
新三役昇進を果たした夏場所の6日目、右上腕筋を断裂した。10日目から再出場。しかし力は入らず6連敗し、三役を陥落した。手術も検討されたが回避。上腕の筋肉の10割のうち7割が断裂している状態ながら、しぶとく優勝争いに食らいついている。