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【スポーツ】

<番記者メモ>あいさつの大切さも体現した羽生

2018年7月3日 紙面から

国民栄誉賞の表彰式に出席するため、首相官邸に入る羽生結弦=東京・永田町で(小平哲章撮影)

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 羽生の優等生ぶりには驚くばかりだが、所属するANAの城田憲子監督の話を聞いて納得したことがある。同監督は東日本大震災後に練習拠点をカナダ・トロントに移す道筋をつくるなど、羽生をサポートしてきたが、当時から口酸っぱく言ってきたことがある。

 「とにかく関係者にあいさつしなさいって。大会後のパーティーがあったらジャッジ(審判)も含めてあいさつするんだよって」。今さら言うまでもないが、フィギュアは採点競技である。もちろん、特定の選手をひいきすることはないだろうが、審判も人の子。こびる必要はないが、少しでも印象をよくした方がいいというわけだ。

 「それはどの選手にも言ってきたこと」と話した城田監督は、かつて日本スケート連盟の強化担当者として伊藤みどりや荒川静香を五輪メダリストに押し上げてきた。たかがあいさつでも、地道な努力が実を結んできたのだと思う。

 だからフィギュアの選手は礼儀正しい。そして羽生が今回の受賞を「自分だけの力じゃない」と言うのもうなずける。(兼田康次)

 

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