休日はゴロゴロしていたほうがよい!?週末の“寝だめ”で寝不足が解消できる!(2018.06.10)
睡眠不足がカラダに良いはずはないのだが、睡眠をめぐる事態はさらに深刻になっている。睡眠不足が続くと脳が“共食い”をはじめてしまうというのだ。
■慢性的睡眠不足で脳が“共食い”をはじめる
じゅうぶんに睡眠が足りていなければ日中の活力が低下するのは言うまでもないが、そのまま睡眠不足を続けていると脳に深刻なダメージを与えることが最近の研究で指摘されている。なんと脳が“共食い”をはじめてしまうのだ。
ウィスコンシン大学マディソン校の研究チームが昨年、「Journal of Neuroscience」で発表した研究では、マウスを使った実験で、睡眠不足で脳内の“クリーニング作業”が過剰に働いてしまうことが報告されている。“クリーニング作業”が行き過ぎれば、処分する必要のない脳内シナプスまでをも“掃除”してしまうのである。
我々の脳は睡眠によって常にメンテナンスされている。メンテナンス方法は主に2種類あって、グリア細胞 (glial cell)による脳内神経細胞の“再編”と古くなったり磨耗した神経細胞を除去する“クリーニング作業”である。
「Science Alert」より
この“クリーニング作業”を行なうのは、グリア細胞の1つであるアストロサイト(astrocyte)であり、“クリーニング作業”のことをアストロサイティック食作用(astrocytic phagocytosis)と呼ぶ。
研究チームはじゅうぶんな睡眠時間をとったマウス、短時間の睡眠をこまめにとるマウス、睡眠不足のマウス、慢性的睡眠不足のマウスの脳内を調べ、グリア細胞がどのように働いているのかを詳しく分析した。
分析の結果、慢性睡眠不足のマウスの脳のアストロサイトの活性が顕著に高まっていることが突き止められた。これはアストロサイトが本来除去する必要のない神経細胞までをも“食べて”いることを示唆している。そしてこの現象がアルツハイマー病などの脳機能低下と関係があるのではないかと疑われているのだ。
「慢性睡眠障害はグリア細胞の活性とアストロサイティック食作用の活動を増進させていることから、おそらくさまざまなタイプの脳の機能低下に繋がっていると考えられます」と研究チームのミケーレ・ベレッシ氏は語る。
睡眠不足が単なる疲労の蓄積だけに留まらず、脳にダメージを与える可能性もあるとすれば、ますますもって夜更かしは“敵”ということになるだろう。
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