「アクションゲームツクールMV」で対戦格闘ゲームは作れるのか? BitSummit会場で開発者にその見どころを聞いてきた
アクションゲームの制作ソフトとしては,前作「アクションゲームツクール」から9年ぶりとなる本作だが,このタイミングで新たにリリースすることとなった理由には,今や日本人ユーザーにも広く使われるようになったSteamの市場を見据えたときに,アクションゲームとの親和性が高いことが挙げられると最上氏は説明する。
ブースに並べられたサンプルゲームを見ると,アクションゲームと聞いて真っ先に思い浮かべる横スクロールアクションだけでなくピンボールも並んでおり,その意外とも思えるサンプルゲームのラインナップに「こんなものも作れるのか」と驚かされる。そんな本作の大きな特徴となるのが,「物理演算」と「マルチプレイ」機能の搭載だ。
ピンボールはこのうちの物理演算を用いたもので,ブースではほかにも,物理演算で制御されたバイクに乗ったキャラクターを転倒させないように,バランスを取りながら障害物を乗り越えていく横スクロールタイプの作品も展示されていた。もう一つの特徴であるマルチプレイ機能は,最大4人でのローカルプレイが可能となるもので,最上氏によると対戦プレイと協力プレイのどちらにも活用できるとのこと。
指定できるスクロール方向は横だけではないので,全方位や縦スクロールのシューティングゲームを作ることも可能だが,アクション系のゲームともなれば,RPG以上に多くのキャラクターパターンが必要となるため,初心者にとってはハードルが高い。そのため,まずはサンプルゲームのアセットに少しだけ手を加えてみるといった形で,ツールの使い方を学んでいくことが上達への近道となる。
畠山氏は実際にいくつかのサンプルゲームの編集画面を見せながら,その場でピンボールに新しいフリッパーを追加するところなどを実演してくれた。正直なところ,一度見ただけでは筆者には何をどうすればいいのか正確には理解できなかったが,畠山氏によると,慣れれば簡単なシューティングゲームであれば2日程度で作れるようになるとのことなので,それなりの熱意を持った人であれば越えられないハードルではないだろう。
ここで筆者は,個人的に気になっていた疑問をぶつけてみた。果たして,本作を応用すれば対戦格闘ゲームを作ることはできるのだろうか? この質問に対する答えは,「ものすごく頑張れば,作れなくはない……といったところ」(最上氏)というもので,現状ではかなり難しいと考えてよさそうだ。残念。
「アクションゲームツクールMV」は,2018年夏にまずはSteamのアーリーアクセス版としてリリースが予定されている。また,作ったゲームを投稿できるサイトや,初心者向けの動画ヘルプなども検討しているとのこと。本作で新たに追加される物理演算は,うまく使いこなせばかなり面白いことができそうなので,本作を活用した,あっと驚くようなゲームがたくさん生まれてくることを期待したい。
「アクションゲームツクールMV」公式サイト
BitSummit Vol.6公式サイト
- 関連タイトル:
アクションゲームツクールMV
- この記事のURL:
(C)KADOKAWA CORPORATION 2018
- 国際色を増しつつも国内インディーズ作品は減少した「BitSummit Vol.6」の課題
- 「BitSummit Vol.6」の注目インディーズゲーム10本を紹介。PS4用スタイリッシュACTやクマムシ研究アプリ,カニがケンカするPCゲームなど
- 「機動戦隊アイアンサーガ」,新たなビジュアルと釘宮理恵さんがボイスを担当するキャラのムービーが公開に。事前登録者数は5万人を突破
- 対戦格闘ゲーム「GUILTY GEAR」が生誕20周年。シリーズの歩みを振り返る石渡太輔氏の所感が公開に
- 「LoL」や「ウイニングイレブン 2018」など6タイトルが採用。2018年8月開幕「第18回アジア競技大会」のeスポーツ競技タイトルが公開に
- 「黒猫のウィズ」,メアレスシリーズのテーマソング「BLUE ROSE」が5月17日より配信開始
- 「ディズニー フラワードロップス」,新機能「スコアアタックパズル」を実装
- 「Readyyy!」ゴー☆ルドステージVol.2で発表された新情報が公開に
- 「放置三国」,サーバー合併を5月18日に実施。17と18,19と20の計4サーバーが対象
- 「ヴァルキリーコネクト」,全世界累計1400万DL突破。無料10連ガチャなどを実施



















