国会に参考人として招致された柳瀬唯夫元首相秘書官の答弁は、一日で崩壊してしまいました。ウソや隠蔽以前の単なる勘違いではないかと思われる部分もあり、ブライト艦長でなくとも「なにやってんの!」と叫びたくなるところです。
答弁内容には多くの方が違和感を持ったと思いますが、当事者にとっては「違和感」では済みません。愛媛県の中村時広知事が翌日、会見を開いて反論しました。
反論ポイントは主に2つ。1つは柳瀬氏による「加計学園の関係者と会ったが、愛媛県・今治市の職員がいたのは覚えていない。加計学園の元東大教授(新設の獣医学部長に就任した吉川泰弘氏)と事務局職員がほとんど話していたので、バックシート(後方の席)に座っていた随行者の中に愛媛・今治の職員がいたのかもしれない」という趣旨の発言についてです。
知事は職員からの聞き取り等をもとに、①職員は間違いなく面会した②メインテーブルの柳瀬氏のほぼ正面にも座っていた③愛媛県の立場で詳しく説明した―と主張。職員が柳瀬氏から受け取った名刺や、県側が説明した内容のメモも公開しました。
中村知事が担当者から聞いたところによれば、「当時の上司から、県を代表して県の姿勢を説明する以上、ましてや場所が首相官邸で行われる以上、メモを見ながら話すなんて、県職員の誇りとしてやってはだめだ。すべて頭にたたきこんでメモなしで意見を述べるようにと指示あったそうで、一生懸命頭にたたきこんで、発言をしたということだった」とのこと。具体的で迫真性に富んでいます。
また、席の並びについても説明。国側は柳瀬氏を中心に3人が座り、向かい側に愛媛・今治・加計の6人が着席。うち、柳瀬氏から見て左側3人が愛媛県職員だったとのことです。
上から見ると、こんなイメージです。
愛 愛 愛 ○ ○ ○
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国 柳 国
この位置で説明を受けたなら、愛媛県の職員が居たが気付かなかったという可能性は考えにくいでしょう。なお、官邸に出向いたのは6人だけで、全員がメインテーブルに座れたので、「バックシート」には誰もいなかったとしています。