悪質タックル受けた関学大QBは全治3週間で足にしびれ…日大監督の誠意ある回答なければ今後定期戦なし/アメフット
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アメフットの大学日本一を決める甲子園ボウルで最多28回の優勝を誇る関学大が12日、兵庫県西宮市のキャンパス内で、6日の日大との定期戦(東京・アミノバイタルフィールド)でQBが相手守備選手から悪質なタックルを受けた件で会見を開き、日大に対して謝罪と反則に至った経緯の説明を求める文書を送付したことを明らかにした。
反則を受けたQBは右膝軟骨損傷で全治3週間と診断を受けた。右足に痺れが出ており、神経系を痛めている可能性あるため、改めて精密検査を受ける予定。試合後に取材に応じた日大の監督が反則を容認するようなコメントを残しており、コメントの撤回、指導者としての謝罪を求める。誠意ある回答であると判断できない場合は次年度以降の定期戦は行わないとした。
鳥内秀晃監督は「スポーツの範疇を超えている。あってはならない行為。長く監督をしているが、こんなことは初めて」と怒りを露わにした。危険タックルは第1Q、関学大最初の攻撃シリーズで「伏線はない。QBは昨年日大と対戦した甲子園ボウルも出ていないし、遺恨もない」とした。現役時代QBだった小野宏ディレクターは「生命にかかわる重篤な事故にかかわる可能性があった。日大に対しては深い敬意を持っているが、常軌を逸した行為については激しい憤りを感じている。選手、選手の家族も強い怒りを覚えている」と話した。
日大からは11日夜、コーチから関学大のスタッフに「(12日に)選手を連れて謝罪にいきたい」という電話があったが、小野ディレクターは「我々の抗議文を読んでおられなかったので」と16日を期限とする回答文の到着を待つとして保留した。日大は公式HPで謝罪しているが、小野ディレクターは「HPに短いコメントを載せるやり方が適切であるのか、どうか…と我々は感じています」と話した。
※映像は関西学院大アメリカンフットボール部提供
6日の定期戦では日大の選手が、パスを投げ終えて無防備な状態だった関学大のQBに背後から約2秒遅れてタックル。試合、その瞬間、ボールの方を見ていて概要を把握していなかったが、翌日のビデオ検証で不当な反則を把握。鳥内監督は「試合中に気づいていたら、審判にその選手の退場を求めていた。退場が認められなかったら、その時点で帰っていた(試合放棄した)」と話した。関学大側は会見で配布した文書で「QBだけを目掛けて突進し、明らかに力を抜いている状態の選手の背後からつきあたっており、競技プレーとは全く関係なく当該選手を傷つけることだけを目的とした意図的で極めて危険かつ悪質な行為」とした。
10日に関東学連から当該選手の対外試合の出場を禁止と日大の指導者を厳重注意とする処分が発表された。日大の危険なプレーはネット上で拡散され、批判が集まっていた。
日大は昨年12月の全日本大学選手権決勝、甲子園ボウルで関学大を破り、27年ぶりに優勝した。両校は大学日本一を決める甲子園ボウルで29度対戦(日大の17勝10敗2分け)した名門同士で、長くアメフット界を引っ張ってきたライバル関係にある。