kanosuke_今回は、新たに誕生した蒸溜所 嘉之助蒸溜所から発売された、カノスケニューポットを飲みます。

嘉之助蒸溜所とは、鹿児島県日置市にあるメーカー、小正醸造が2017年にウイスキーの製造免許を取得し建設された新しいウイスキーの蒸溜所です。

小正醸造は明治16年に創業した焼酎のメーカーとしても知られ、昭和32年に樽熟成させた焼酎「メローコヅル」をリリースしています。長期熟成焼酎は各メーカーから出ていますが、メローコヅルはその嚆矢となりました。

蒸溜所は小規模で、ポットスチルは3基設置されているとの事です。初溜用に1基、再溜用に2基を使い、異なる性格の原酒を造る工夫がされています。
蒸溜所は2018年4月に公開されています。

建設を記念して、ネット通販限定でニューポットが3000本限定で発売されました。
早速、私も入手しました。
入手したボトルにはロットナンバーが書いていて、私は3000本中1555番目のボトルでした。

ではストレートで飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は無色透明(ニューポットなので当然ですが)、香りはアルコールの刺激の奥にパインやドライマンゴーの香りがします。

口に含むと、グラスから香ったドライマンゴーの香りが口に広がります。奥からはカラメルがやってきます。
味わいはアルコールからの辛みは少なく、甘みとうま味が双方訪れます。ただ、そのまま飲み込むとアルコール度数59度の刺激が喉の奥に響きます。

1:1で加水すると、パインやライムの爽やかさを持った香りが前に出てきます。
味わいは、酸味が現れるものの、やはり甘みが支配的で、ニューポットとは思えないほど香りが豊かに感じられます。

この原酒がどのような樽に入れられるかはわかりませんが、そのポテンシャルは十分高く感じられます。

本格的な製品の出荷は2021年頃を予定しているとの事です。

<個人的評価>
  • 香り B: パイン、ドライマンゴー、カラメルが主体。加水でライムの爽やかさが加わる。
  • 味わい B: アルコール由来の辛さは少なく、甘みがメイン。
  • 総評 A: 3年後が楽しみになるポテンシャルの高い原酒。
嘉之助蒸溜所 オンラインショップ