『名探偵コナンシリーズ』と『レディ・プレイヤー1』にそそのかされて見始めた『劇場版 機動戦士ガンダムシリーズ』。
前作『劇場版 機動戦士ガンダム』では、想像以上に深く描かれた人間ドラマに感動し、一気にガンダムの世界にハマり込んでしまいました。
前作の終わりで、ここから一体どうなるのだろうとワクワクしながら続きを観るのを楽しみにしていました!
Index
機動戦士ガンダムⅡ 哀・戦士
| 総監督 | 富野喜幸 |
|---|---|
| 監督 | 藤原良二 |
| 出演者 | 古谷 徹 池田 秀一 鈴置 洋孝 鵜飼 るみ子 白石 冬美 井上 遥 古川 登志夫 鈴木 清信 戸田 恵子 潘 恵子 永井 一郎 |
| 公開 | 1981年 |
| 製作国 | 日本 |
あらすじ
宇宙世紀0079年、地球連邦政府とジオン公国の戦争に否応なしに巻き込まれたアムロ・レイは、連邦軍のモビルスーツ、ガンダムのパイロットとなり、新鋭戦艦ホワイトベースに乗り戦いの日々を送っていた。
地球連邦軍本部のジャブローを目指すホワイトベースは、素人ばかりの乗組員ばかりにもかかわらず、目覚ましい戦果を上げ、連邦軍上層部はアムロらに対して人類の革新=ニュータイプの可能性を見出す。
しかし、その力ゆえにホワイトベースは単独での困難な作戦を強いられ、アムロは強敵ランバ・ラルとの戦いや仲間の死を通し、戦士として成長していく。(映画.comより)
テレビアニメで放送され人気を博した『機動戦士ガンダム』を、再編集、新規カットを追加した三部作にて劇場化。本作はその二作目にあたります。
総監督は富野喜幸(現在は富野由悠季)が務め、監督には藤原良二が担当。
展開が多すぎてパンクしそうだ!!
前作以上に衝撃的な展開が多く、頭の中をフル回転させながら鑑賞しました。
かなりのスピードで話が進むので、それこそホワイトベースのクルーのように心を休ませる暇がない!
正直友人の解説がなかったら半分くらいしか本編の全容がつかめなかったと思います。
しかもいよいよメインキャラたちにも悲劇が襲い初めて・・・
こんな辛い展開あるのか、あるんだなあ・・・
今作ではアムロだけでなく、他のクルーたちの成長物語も描かれていたのもよかったなあ。
全体的にホワイトベース側のキャラクターたちの株が爆上がりしました。
にも
アムロ、そしてクルー達が格段に成長する二作目
二作目はテレビ版での15話〜31話までの、ホワイトベース隊がジャブローへ到着し、再び宇宙へと戻っていくまでが描かれます。
おそらく二作目はアニメシリーズでも起承転結の「転」にあたるんですよね。
なのでストーリーもどんどん話が動いていって、かつ重要なポイントがいくつもあるので、かなり理解力が試されました。
ええー恥を隠さずに申し上げると、一回の鑑賞では理解しきれませんでした(笑)
前作以上に駆け足で話が進むし、いきなりの展開が多いので、ところどころ調べながら観てしまいました。
ガンダムってほんと大人向けな作品ですよね。
にも
大筋の展開が駆け足だったのは、まあ再編集した映画だと思えば仕方ないのでいいとしましょうか・・・
アニメもみたくなりましたね。
展開が早いとはいえ、相変わらず一作目同様「戦争とはどういうものなのか」ということが重きに置かれていました。
ランバ・ラルの自爆、マチルダやリュウの死など、ジオン軍だけに限らずホワイトベース隊の大切な仲間たちも命を落としていきます。
「人の死」をもって、アムロをはじめとしたクルーたちが成長していく姿は、頼もしくもあり、悲しくもありますね。
まさに「哀・戦士」。
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みんなかっこいいよ!!
一作目は主にアムロが成長していくストーリーでしたが、本作ではアムロだけでなく、ほかのホワイトベースのクルーたちがそれぞれに成長していく物語でもありました。
にも
相変わらず序盤のアムロは繊細で傷つきやすい青年で(笑)、事あるごとに勝手な行動をするわけですが、今作でも「人の死」をもって、アムロは成長していくのです。
一度はホワイトベースを降りたアムロ。
しかしランバ・ラルの大人な戦争のやり口にアムロは新たな刺激を受け、再び戦場へと帰ってきます。
敵によって成長するストーリーもいいですね〜
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敵がチョイ役で終わらないのがガンダムの魅力でもありますね。
ランバ・ラルの立場も思うと、虚しい限り・・・
負けて捕まるくらいなら自決するという彼の行動は、潔い気高さがあって男らしさを感じる一方で、戦争をしたことない私からすると何も死ななくても・・・って思ってしまうんですよね。
世の中が平和な証拠ですね。
そして今作からは、いよいよ仲間の身にも死が迫ります。
身近な人や仲間の死は、ホワイトベースのクルーたちをより一層戦争で戦っていることを自覚させ、一人の人間として成長していきます。
成長するというか、成長せざるを得ないといったほうが正しいのかも。辛いね。
にも
リュウはホワイトベースの平和を支える大黒柱っぽいところがあったから、彼の死はかなりチームにとっても大きかったでしょうね。
アムロがハヤトに殴りかかっているシーンなんか辛くてみてられない。
そんでもって、カイ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
ミハルの一件から、びっくりするくらい大人になって感動しましたね・・・
ホワイトベースを降りてまた戻ってくるのは想像できましたが、ミハルへの観察力や、彼女への配慮をみて、こんな大人な対応ができるキャラだったのかと感心するところもありました。
そしてミハルを失ってしまったカイは、膝をかかえて泣くわけですよ。
あのカイが!
落ち込むカイに、ミハルがなだめているシーンもまたいいですね。
昔のアニメだからこそああいうちょっと臭いシーンがグッときます。
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そして苦労人ブライトさんもだんだん大人っぽくなってきてドキドキ。素敵。
フラウもいつの間にかブリッジで仕事するようになったりして・・・
クルーたちが戦争になれてしまっていることに悲しさはあるけど、主要キャラも脇役も、全員が少しずつ成長しているのがリアルなんだよなあ。
リュウが戦死したことで二階級特進するシーンで、アムロが「それだけなんですか?」と上官に食ってかかっているシーンも虚しかったなあ。
そういやなんで死んだら階級が上がるんだろうかと思って調べてみたら、戦死した方への敬意の他に、遺族年金の給付額が上がるなどの実利的な影響もあるようですね。
まあなんにせよ共に戦ってきた仲間からすれば、二階級上がったってリュウは帰ってこないという気持ちの方が大きいでしょうけど。
にも
モビルスーツがじゃんじゃん登場するぞ!
ジオンと連邦の戦いはますます佳境に入るので、戦闘シーンもかなり複雑になっていきます。
いやあやっぱり燃えますね!かっこいい!
背景や爆破などの描き込みもすごい。
重力のある地球での戦いを意識した描写がされているのがまた素晴らしい。
にも
そういや本作でようやくアムロの中の「ニュータイプ」が覚醒するわけですが、あのジェットストリームアタックのシーンはもうちょっと時間割いても良かったんじゃないですかね〜
あれ?今の音・・・ってな感じであっさり過ぎていったんで拍子抜けしちゃいました。
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そして戦闘シーンに興奮する一方でおもちゃ業界の策略もあってか(?)、どんどん新たなモビルスーツが登場。
いやあ〜、モビルスーツや艦隊の名前が全然覚えられない!(笑)
私「なに?ザンギ丸?」
友人「ザンジバル。」
私「あーこれがズゴック?」
友人「いやこれはゴック。」
私「・・・」
私「ん?ズゴッ、」
友人「アッガイ。」
私「ホォー・・・」
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劇場版と同時進行で安彦良和さんの『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』を読み進めているので、モビルスーツや艦隊の名前も徐々に覚えてきました。
と思ったところでまた彼らは宇宙へ。
もうこれ以上新しいモビルスーツや艦隊は出てくれるなよと思っているのですが、そうはいきませんよねえ(笑)
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総評
良かった点
- 敵・味方関係なく魅力的なキャラクター
- 人間ドラマが深い
- 戦闘シーンがリアル
敵も味方もそれぞれに正義・大義を抱いていて、こいつらはなんでお互いで戦ってるんだ・・・と思うほど人間として魅力があるキャラクターばかりですよね。
悪かった点
- 前回以上にストーリー展開がやや駆け足
かなり重要なポイントがあるにも関わらずさらっとストーリーが進んでしまうので、初見の方は何回か繰り返してみたほうがいい気がします。
まとめ
佳境に入りつつある部分で、かなりストーリー展開の動きが激しかった二作品目でした。
前作に引き続き、リアルな戦争描写や人間ドラマは素晴らしかったですが、一方でかなり駆け足で話が進んでいて、一回みただけではわかりづらい部分もあったかなと思いました。
ところどころ端折っていても、やっぱり話はおもしろいので何回でもみれそうだな〜(笑)
いよいよ次回でラスト。一体どんな風に終わるのか、さてディスクをデッキに挿入しましょうかね・・・
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