挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました
ブックマークする場合はログインしてください。

ナイチンゲール誓詞

作者:菜須よつ葉
我はここに集いたる人々の前に厳かに神に誓わん ―――


わが生涯を清く過ごし、わが任務を忠実に尽くさんことを。



看護学生になった当初、何度も読まされたなぁ・・。

任務を忠実にかぁ。  精一杯のことはしている。

この実習だって、自分なりに真剣に取り組んでいる。


ナースコールで呼ばれ、病室に急ぐ。

私達からしたらなんでもないような事でも、患者様にとっては不安材料なことだったりもする。

「どうかしましたか?」

「なんだか怠くてね」

「検温しましょうか」

電子体温計が終了音が鳴り響く。

「36.4℃ですね。主治医の先生に伝えておきますね。安静にしていてくださいね」

患者様の顔の表情をきちんとみて、モニターや、点滴速度を確認をして病室を後にする。



――― 我が任務を忠実に尽くさんことを。


よつ葉は任務を果たせているのだろうか?

看護学生として医療に携わる者として、覚えたことを発揮できているのだろうか?





――― 我は、ここに集いたる人々の前に厳かに神に誓わん。



ナースステーションに戻り、看護記録に今のことを記し指導看護師に報告する。


・・・誰かの役に立ちたいと願った、あの誓いは・・・。
よつ葉は、少しでも役に立っているだろうか。



――― 我が手に託されたる人々の幸せのために身を捧げん。



まだまだ、半人前の看護学生に担当させてくださる患者様を思い

少しでも役に立ちたいと思っている。

思うようにいかないときもある。 泣きたいときもある。

でも、病棟では涙は見せない。 これは自分に課した課題でもある。



われは、心より医師を助け、わが手に託されたる人々の幸せのために身を捧げん。



看護学生のつぶやきを、ナイチンゲール誓詞にのせて・・・。




評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。