「高度成長のあの頃」はこんな感じだった

1964年東京五輪開催年の世論調査から探る

2018年3月6日(火)

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1964年の東京五輪が開催される前までは、東京の各家の前にはこのような大型のごみ箱(コールタールを塗った木製やコンクリート製など)が設置されていた。五輪を機に美観を損ねるとして「ゴミ箱追放運動」が起こり、プラスチック製のフタ付きのバケツが普及していったという。(写真:PIXTA)

東京五輪の直前、2019年には景気が後退してしまうかも

 東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年夏まで、あと約1年半になった。カーリング女子の銅メダル獲得など平昌(ピョンチャン)冬季五輪での日本選手の活躍を見ていて、筆者のように「次は東京だ」と期待に胸を膨らませている人も多いだろう。

 その一方、経済の世界では、東京五輪に向けて期待と不安が交錯しているというのが実際のところではないか。現在の景気拡張局面は、2019年1月まで続けば戦後最長を更新する。だが、その2019年には景気が後退してしまう可能性が少なからずあると、筆者はみている。

 ①建設関連を中心とする五輪開催前のさまざまな投資が一巡すること、②米利上げ局面終了がその頃にはおそらくコンセンサスになる中で円高ドル安が100円割れ水準まで進行して景気・企業業績を圧迫するとみられること、③2019年10月に予定される10%への消費税率引き上げが家計を圧迫すること──以上3点がそう考える根拠である。また、東京を中心に不動産の価格が急落することへの警戒感も根強くある。

 ③は安倍首相の判断により延期される可能性があるほか、数年間にわたって大型の補正予算を編成して景気を下支えすることを首相は視野に入れていると報じられており、後退のタイミングは2019年や2020年より後ずれするかもしれない。だが、財政で景気を持ち上げても需要の先食いでしかないわけで、景気の循環を消し去ることはできない。

コメント4件コメント/レビュー

河川改修や耐震対策など、待った無しで行わなければならないハード対策もある筈ですが…
コンパクトシティ視点での対策のメリハリは構わないと思いますけど、
山など上流が荒廃した結果、下流で大変な事態が起こる事もあり、単純な線引きも
難しいのではないか。(2018/03/06 12:25)

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「「高度成長のあの頃」はこんな感じだった」の著者

上野 泰也

上野 泰也(うえの・やすなり)

みずほ証券チーフMエコノミスト

会計検査院、富士銀行(現みずほ銀行)、富士証券を経て、2000年10月からみずほ証券チーフマーケットエコノミスト。迅速で的確な経済・マーケットの分析・予測で、市場のプロから高い評価を得ている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

河川改修や耐震対策など、待った無しで行わなければならないハード対策もある筈ですが…
コンパクトシティ視点での対策のメリハリは構わないと思いますけど、
山など上流が荒廃した結果、下流で大変な事態が起こる事もあり、単純な線引きも
難しいのではないか。(2018/03/06 12:25)

個人的には、2019年の景気悪化に向けた、各企業の取り組みを取材して欲しい。
特に何故か増税に賛成する経団連の謎について、誰も取材しないのが気になる。
日経新聞は何を目的に取材をして、記事を書いているのですか?(2018/03/06 12:21)

インフラ投資、ハコモノは勘弁してヤ。 誰も使わんようなって、不良債権になるデ。 二階のオッサン、黙っといてヤ。

個人的には電信柱の撤去や、自転車専用レーンの拡張・整備、ごみ収集場所の設置や運営方式の変更(民家の横に出すとか、住民が掃除するとか、ゴミ出し日が決まっているのなんて、行政の怠慢ヤロ)等々、景観や日常生活を良くする投資は大歓迎。(2018/03/06 10:32)

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