2018年2月27日
下町ボブスレー”不採用の真実”が明らかに...:ガイアの夜明け
現場で奮闘する人たちの姿を通して、さまざまな経済ニュースの裏側を伝えるドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」(毎週火曜夜10時~)。2月27日(火)の放送では、平昌オリンピックでの採用が見送られた「下町ボブスレー」の舞台裏にカメラが密着。町工場の職人たちが手掛けたソリの製造工程や品質、さらにジャマイカチームとの交渉に見え隠れする"不可解な点"を、独占映像と関係者の証言によって明らかにしていきます。
ジャマイカチームの代表選手と協力して"新型ソリ"を開発
東京都大田区で「下町ボブスレープロジェクト」がスタートしたのは7年前。ボブスレーの競技用ソリによって"町工場のモノづくりの力"を世界に向けてアピールし、ビジネスチャンスを広げようという試みです。プロジェクトに参加した細貝淳一さんは、アルミ部品の加工で世界トップクラスの品質を誇る工場を経営しています。
昨年4月、ジャマイカ代表のジャズミン・フェンレイター選手が大田区を訪れました。ボブスレーの女子選手としてジャマイカ初のオリンピック出場を目指すジャズミン選手から、新型ソリに対する要望をヒアリングする場が設けられたのです。細貝さんは彼女の提案をもとに、何度も試行錯誤を重ねた上で、新型ソリの設計図を完成させました。
その設計図を基に、細貝さんの工場では、ソリの骨格部分のさらなる軽量化に挑戦。ブレーキハンドルの製作を請け負うのは、細貝さんの工場ではなく別の町工場です。
大田区にあるいくつもの町工場で作られたパーツはおよそ200点。賛同する企業やメーカーからも技術や支援金の協力を得ながら、下町ボブスレーが完成。昨年10月には大田区の商店街の祭りでもお披露目され、地元の人々も大きな期待を寄せます。
10月下旬、細貝さんは韓国・平昌のオリンピック会場へ出向きました。本番と同じコースで練習する世界各国の選手たちの中には、ジャズミン選手の姿も...。
新型ソリのテスト走行はまずまずの結果で、ジャズミン選手の評価も悪くありません。ジャズミン選手はもちろん、細貝さんも新型ソリに手応えを感じていました。
突然の不採用...取材班がつかんだ極秘テストの存在
テスト走行後の北米選手権で銀メダルを獲得するなど、平昌オリンピック出場に向けて着実にポイントを積み重ねていくジャマイカチーム。ところが、12月にドイツのワールドカップで想定外の事態が発生します。運送会社のトラブルで「ジャズミン選手のソリが大会に間に合わなかった」というのです。ジャマイカチームはラトビアのBTC社のソリを借りてワールドカップに出場、7位という結果に終わりました。
その直後、ジャマイカのボブスレー連盟から「BTC社のソリを引き続き使いたい」という緊急連絡が届きます。「下町ボブスレーのソリとBTC社のソリを同じ条件で走らせて性能を比べてほしい」と主張する細貝さん。しかし連盟の態度は...。
この時、細貝さんの胸中には"ある疑念"が浮かんでいました。細貝さんは、ジャマイカの連盟に対する不信感を一気に募らせます。
そんな中、ドイツ大会の次節となるオーストリア大会のワールドカップ会場に、下町ボブスレープロジェクトの委員長・國廣愛彦さんが乗り込みました。この大会でもBTC社のソリを使用したジャマイカチームの結果は21チーム中11位でした。レース後、國廣さんは下町ボブスレーのソリの課題についてジャズミン選手から直接話を聞くことになりますが、その聞き取りの最中、ある重要な人物が不機嫌な態度をあらわにします。
年が明けた1月、細貝さんが望んでいたBTC社との比較テストが実施されることになりました。ジャズミン選手が下町ボブスレーのソリに乗るのは1ヶ月半ぶり。さらに、細貝さんたちが直前まで改善を加えた"改良ソリ"は、ジャズミン選手にとって初試乗となります。
ただでさえ、アンフェアに見える条件を課せられた比較テスト...。すると、取材の過程でジャマイカ連盟による別の極秘テストの存在が明らかに!
さまざまな紆余曲折を経た結果、平昌オリンピックの舞台で、下町ボブスレーのソリが走ることはありませんでした。下町ボブスレーとジャマイカチームの交渉の裏にあった"知られざる真実"、そして"極秘テスト"の内容とは...? 今夜10時からの「ガイアの夜明け」を、どうぞお見逃しなく!
番組名:ガイアの夜明け「下町ボブスレーの"真実"」
放送日時:2018年2月27日(火)22:00~22:54
出演者:案内人/江口洋介、ナレーター/杉本哲太
◆ホームページ http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/
◆公式Twitter https://twitter.com/gaia_no_yoake
関連記事
日本をバリアフリー先進国に!"車イス社長"が挑む「不自由」との戦い