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【神奈川】横浜市大に「全国最年少」31歳教授 iPS細胞研究で業績 医学部・武部貴則さん
人工多能性幹細胞(iPS細胞)の研究で業績を上げている横浜市立大医学部(金沢区)の武部貴則さん(31)が、同大先端医科学研究センターと、東京医科歯科大統合研究機構(東京都文京区)の教授に就任した。三十一歳の教授は両大とも現役最年少。武部さんは「まだ確立されていない分野で、新しい概念や技術をどんどん生み出したい」と意欲的に話す。 (梅野光春) 市大は先月十五日付、東京医科歯科大は今月一日付での就任。文部科学省の二〇一六年の調査では、全国に約七万一千人いる大学教授の最年少は三十三歳。同省の担当者は「現状では国内で最も若い教授ではないか」としている。 武部さんは横浜市生まれ。小学三年時に父親が脳出血で倒れたが、治療で一命を取り留めたことから医師を志した。桐蔭学園高校(同市青葉区)を経て市立大医学部に入学。同大助手を一年半務め、一三年に臓器再生医学分野の准教授に就任。血管構造を持つヒト肝臓原基(肝芽(かんが))をiPS細胞から作ることに世界で初めて成功し、ミニ肝臓の大量製造にも成功した。英科学誌「ネイチャー」など、海外誌の論文掲載も重ねた。 業績を上げられた要因の一つに、専門にとらわれない関心の広さがある。「家畜の健康状態を計測する技術を、ミニ肝臓に応用して研究している。分野を問わず他の人の研究に対するリスペクト(敬意)があれば、アイデアは発見できる」と説く。 今後、市大では自ら発案した新分野「広告医学」に力を入れる。例えば、階段を上ったところにモニターを設置し、面白そうなニュースを流すという発想。「階段を上ったら何カロリー消費するなどと理性に訴えるのではなく、人が自然と動く環境をデザインし、病気予防につなげたい」。東京医科歯科大では、iPS細胞を中心に基礎研究に重きを置く。 若者には「今はスマホでいろんな情報や視点にアクセスできるから、必ずスーパースターが生まれると信じている。まず自分で考え抜き、答えを出してから、スマホで調べたり親に聞いたりする習慣を身に付ければいいと思う」とメッセージを送った。 関連記事ピックアップ Recommended by
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