『チキンラーメン』の玉子をおいしく仕上げる方法(2018.01.06)

今回取り上げるのは日清食品の『チキンラーメン』。
■チキンラーメンとライバルたちの歴史
いまさら説明の必要がない「ザ・即席麺」だ。
1958年に世界初の即席麺として発売されたもので、今や世界中で販売されているインスタント麺の原点である。日清食品にとっても原点なので同社の社史もチキンラーメンデザインである。昨年秋に「タモリ倶楽部」でも紹介されていた。
日清食品創業者の安藤百福氏が天ぷらを作っている妻の姿を見て、生麺を揚げるという製法を思いついたことなどは伝記本に掲載されて図書館にも普通に置かれているほどだ。
百福氏はインスタント麺マニアである自分からみれば歴史上の偉人に勝るとも劣らない存在なのだが、こうして図書館のジュニアコーナーに置いてあるのを見るとまことに感慨深い。自分は『チキンラーメン』発売の約半年後が誕生日の同級生にあたる。なので、さすがに初代のパッケージは持っていないが、後年発売された復刻版は入手できた。
写真を見るとわかるが最初の頃はパッケージに窓が開いていたのだ。ただ、日光が当たると麺が劣化してしまうため窓は縮小されてゆき、現在は窓なしとなっている。さらに2013年からはパッケージがアルミ蒸着フィルムの包装に切り替わっており、賞味期限が長くなっている。
自分がインスタント麺を毎日のように食べるようになったのは1980年のことなのだが、この当時『チキンラーメン』は「幻の即席麺」だった。正確に言うと「関東では幻に近い存在」であった。全国発売していた『チキンラーメン』だが、東日本ではあまり売れなかったため、実質西日本限定品のようになっていたのだ。なので、1982年に就職活動で京都を訪れた際に現地のコンビニでようやく購入できたときの喜びをよく憶えている。
翌年から5年間関西に住んでいたのだが。その間に「お湯をかけるだけの即席麺」が再評価されだして、1984年には関東で『ハウスヌードル303』が発売された。
お湯をかけるだけというコンセプトを生かした工藤夕貴出演の「お湯をかける少女」というCMが大ヒットしたことを覚えている方もおられよう。当時は関西に住んでいたので話題のお湯かけCMを見ることができなかったという悔しい思い出もある。
同時期に『サッポロ一番スナックラーメン』というのも登場していた。『チキンラーメン』はそれらのライバルを蹴散らし、再び全国で購入できるようになり、堂々たる大看板となって現在に至る。
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