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【大リーグ】

大谷、英語でビックリスピーチ 札幌ドームでお別れ会見

2017年12月26日 紙面から

エンゼルスのユニホームを着て、日本ハムの栗山監督に投球する大谷翔平=札幌ドームで(武藤健一撮影)

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 日本ハムからポスティングシステムを利用してエンゼルスへ移籍した大谷翔平投手(23)が25日、札幌ドームで公開会見を開いた。この日の札幌は午後から暴風雪で大荒れだったが、ダルビッシュの退団会見を超える約1万3000人のファンが集結。会見の冒頭から英語で始まるサプライズのスピーチでファンを沸かせ、会見後にはエンゼルスのユニホーム姿も披露した。

 肌を突き刺す北の大地の寒波とは裏腹に、札幌ドームは温かさに満ちていた。感謝、激励…そして一抹の寂しさ。記者会見は、大谷のユーモアで幕を開けた。

 「Long time no see. I’m Shohei Ohtani. Thank you for coming out of to see my press conference. Please enjoy!」

 すかさず隣の通訳がマイクを持ち訳した。「ご無沙汰しています。大谷翔平です。本日は記者会見に来ていただいてありがとうございます。では楽しんでください」。観客1万3000人の度肝を抜く英語でのスピーチ。そしてマイクに向かい、今度は日本語で「えー、こんばんは。笑ってもらえて良かった。きょうはお別れではなく楽しい時間を共有したい」。照れくさそうに笑う姿は、穏やかなものだった。北海道のラベンダーを思わせる紫のネクタイを締めたファンとの“お別れ会”。栗山監督と二刀流をつくりあげてきた地で、「世界一の選手になる」という意をさらに強くした。

 「小さいころから変わらずに持っている。最後まで突き詰めたいなと思います。負けないように頑張りたい」。世界一の選手とは何か-。大谷が描くのは、まずチームをワールドチャンピオンに導くことだ。

 「そこがありきの評価だと思う。チームスポーツである以上、そこは絶対。エンゼルスのワールドシリーズの制覇。その一員として頑張りたい」

 会見後はエ軍のユニホームを着て、マウンドから栗山監督に向かって白球を投げ込んだ。2012年12月25日、札幌ドームで入団会見をした大谷は栗山監督と1球対決をした。それから5年-。

 「これだけの人に来てもらい、僕が入団した時にはなかった後押しだと思っている。たくさんの人に背中を押してもらえるということが、僕にとってすごい大きなこと」

 誰もが夢物語と思った二刀流を結実させた。次は、世界最高峰の舞台で続く大谷伝説の第二章にほかならない。

 「やり遂げたという感情はない。まだまだ道の途中。ここに来ると決めた時は栗山監督をはじめ、ごく少数の人たちしか本当に(二刀流を)できると思って行動してくれていなかったと思うし、そういう考えを持ってくれている人が周りにいたのは、僕にとってラッキーだった」。誰も見たことのない景色をこれからも追い求めて。大谷の終わりなき冒険は続く。 (土屋善文)

 

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