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リニアトンネル湧水「全量回復」 静岡県副知事、改めて申し入れ

(2017/11/17 17:20)

 JR東海のリニア中央新幹線計画に伴う大井川の流量減少対策を巡り、静岡県の難波喬司副知事は17日、静岡市葵区の同社中央新幹線静岡工事事務所を訪ね、リニア建設工事により発生するトンネル湧水の全量回復を改めて求める申し入れを行った。
 JR東海の柘植康英社長が8日の定例記者会見で「全量が何かはっきりしない中で、全量を戻すという約束はなじまない」などと説明したことへの対応。大井川の流量減対策に関するJR東海と下流利水者の基本協定締結について、県は「見解相違のままでは難しい」と判断し、難波副知事が柘植社長の発言の真意をただした。
 難波副知事は申し入れ後の報道陣の取材に「前提が崩れ、議論が振り出しに戻れば、基本協定の話は白紙撤回せざるを得ない」と述べ、JR側に回答を求めたことを明らかにした。
 県は4月、中央新幹線環境影響評価(アセスメント)に基づく事後調査報告書に関し、県境付近で発生するトンネル湧水は本来、大井川の表流水や下流域の地下水となる県の貴重な水資源の一部であり、全量を恒久的かつ確実に大井川に戻すことなどを早期に表明するようJR側に知事意見を出している。

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