大学設置審議会が加計学園獣医学部認可に関して、明日10日、林芳正文科相にた指定認可するよう答申することが既に公になっています。
林芳正文科相は、待ってましたとばかり、「認可」することも規定路線です。
安倍氏の無二の親友加計孝太郎氏が経営する加計学園に対する便宜をはかったということはもう公知の事実です。
なおも安倍氏は、関係を否定していますが、誰も無関係などとは思ってもいません。
野党が加計孝太郎氏を国会に招致要求で一致したとありますが、当然のことでしょう。
「野党、加計学園理事長の国会招致要求で一致」(朝日新聞2017年11月8日)安倍氏も、もう隠し立てなどせず、堂々と「友達を優遇して何が悪い、悔しかったら、お前らも政権をとって同じようにやってみたらどうだ」と言えばいいのです。
「立憲民主や希望など野党6党・会派の国会対策委員長は8日、国会内で会談し、加計(かけ)学園の獣医学部新設問題で加計孝太郎理事長ら関係者の国会招致を求めることで一致した。10日に学部新設が認可される見通しで、その後速やかに国会審議を行うよう政府・与党に求めていく。」
普通の常識があれば、安倍氏のような恥ずかしいことはできないのですが。
それよりも問題なのは、結局、このような恣意的に獣医学部が認可されることによって獣医師養成が崩壊するということです。
既に過剰とされている獣医師ですが、さらにそれを増員すればどうなるのかは法科大学院制度を見れば誰でもわかることです。
「獣医師の質は国家試験で担保されているという嘘 需要に見合わない定員増は専門職の質を確実に低下させる」
「加計学園問題 獣医師は不足している? 加計学園の獣医学部新設は質の低下と混乱だけをもたらす」
学生が目指す獣医って牛や馬を見る獣医じゃないんだよね
本当に定員140人も集まるのかも問題です。競争倍率を確保するためには、倍以上の志願者がなければなりません。加計学園では留学生によって定員を埋めようとしているようです。
「認可決定の加計学園が留学生を大量募集! 「四国の獣医師不足」で特区指定受けたのに「韓国で獣医師になれる」とPR」(LITERA)
留学生枠が20人もあるそうで、しかも韓国で行われている募集方法が韓国で獣医になれる、だそうで、これでは単に獣医学部を作ってカネ儲けをしたいというだけになってしまいます。
日本国内、四国で獣医師が不足しているから、四国に設置したいという大義名分はどこに行ってしまったのでしょう。最初から140人も日本の学生は集まらないという想定なのでしょう。
仮に誰でもいいから「合格」させてしまうと、今度は卒業時の国家試験での合格率が悪化することは目に見ています。
加計学園自身が経営に失敗しても自業自得ということはいえるのですが、大学には補助金が出るので、この注ぎ込まれた補助金は全くの無駄になります。国民の血税が安倍氏と加計氏の自己満足のために消えてしまうことは大問題だし、獣医学部自体が不人気になってしまったら、獣医師制度全体を崩壊させかねない問題をはらんでいます。卒業後の職種が既に過剰になっていれば、誰も目指したいとは思わないのです。
やっていることが滅茶苦茶なのです。
少子化の中で大学自体の経営が困難になっていく中で、さらに大きな学部を認可してしまうのですから、獣医学部どころか、大学制度そのものが成り立たなくなってしまうでしょう。
安倍政権のやっていることは何重の意味でも暴挙なのです。
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