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これまで知られてこなかったあるハッカー集団が、世界中の銀行や金融機関に対して一連のサイバー攻撃を仕掛けている。この集団は高度に組織化されており、ネットワークに侵入するためにトロイの木馬型マルウェアを拡散している。
攻撃者は被害者の行動を逐一監視することが可能で、銀行のネットワークに忍び寄り、ひそかに資金を盗み去るため必要なすべての情報を得ていると見られる。
Kaspersky Labがこの攻撃を発見し、「Silence」と呼んでいる。主にロシアの金融機関が被害に遭っているが、アルメニアやマレーシアなどの金融機関でも攻撃が確認された。
Silenceによる攻撃開始のテクニックは、悪名高いハッカー集団「Carbanak」の手口と似ている。被害者はフィッシングメールにだまされ、攻撃者にネットワーク侵入の足がかりを提供している。攻撃者はネットワークに長時間とどまり、大金を盗むのに十分な情報を得た場合にのみ攻撃を仕掛ける。
Silenceの背後にいる者らは、既に攻撃を受けた銀行を積極的に標的にしているようだ。銀行の本物の従業員のアドレスから発信したメールを使って、顧客の口座開設に関する通常の要請を装ったフィッシングメールを送信する。
メッセージには「.CHM」形式(「Microsoft HTML Help」ファイルの拡張子)の悪意あるファイルが添付され、開くと起動する。このファイル内に埋め込まれたJavaScriptが、VBScriptを自動的にダウンロードして実行し、コマンド&コントロール(C&C)サーバからマルウェアをダウンロードする。
また、コード内にロシア語が書き込まれていたことから、ハッカー集団にロシア語の話者がいる可能性がある。
マルウェアがダウンロードされてシステムにインストールされると、攻撃者は、被害者のアクティブな画面のスクリーンショットを複数撮り、リアルタイムでストリーミングする。
マルウェアには、感染したネットワーク内で、攻撃者がコマンドをリモートで実行するための「Winexecsvc」ツールも確認された。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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