V-PRO セッティング
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カテゴリ : 電装系 > コンピュータ >
チューニング
| 目的 | 修理・故障・メンテナンス |
|---|
| 作業 | DIY |
|---|
| 難易度 | ★★ |
|---|
| 作業時間 | 30分以内 |
作業日 : 2009年01月06日
1
年末年始の空いている時間を利用してV-Proのセッティングを行いました。
ご参考、並びに自分の覚え書きとして残しておきます。
1、軽負荷域(定常)
1)V-Proには空燃比F/Bと学習機能が有りますので、軽負荷域はこれを活用し
ました。
私の場合、高負荷域は空燃比計の応答性やデータの再現性の面からF/B無し
とし、負圧領域で且つスロットル開度50%以下でのみF/Bさせる事にしました。
2)手順としては、基本パラメータ設定後に、目標空燃比Mapから自動作成された
通常噴射時間Mapに対して、最初はメイン補正にF/Bさせてある程度走行して
から、次にスロットル補正に切り替えました。
これを何度か繰り返すことにより補正量を安定させて行きました。
2、高負荷域(定常)
1)ブースト0以上、スロットル開度50%以上の領域については、実走ログを取っ
てセッティングを行いました。
2)過渡領域は後でやる事にして、先ずはスロットル開度一定の走行を行いまし
た。
初めに、3速1000rpmからアクセル全開にして8000rpmまで、ブーストコントロ
ーラOFF、Loブースト、Hiブーストの順にログを取りました。
本当は4速の方が良いと思いますが、200Km/hを超えるので、危険!
しかも1000rpmからの加速だと相応の時間と距離が必要で、何本も同じ条件
で走り続けられる様な道路環境は中々有りません(^^;
経験的には4速だと空燃比が0.3程度濃くなりますので、これを見越しての空燃
比設定を行いました。
3)次にモニター画面を見ながらスロットル開度90%、80%・・・50%各一定で走行
した時のログを上記2)と同様の方法で取りました。
4)ログを取り終えたら、今度は自宅のPCでデータ作成作業に取り掛かります。
先に取ったスロットル全開のA/Fデータを見ながら、目標空燃比Mapと比較して
偏差を計算し、通常噴射時間Mapの該当セルに対して補正を掛ける事により
通常噴射時間Mapの修正を行いました。
【例】 目標空燃比11.43、通常噴射量59.6%
⇒実測空燃比11.20 ⇒補正量0.980 ⇒通常噴射量58.41%へ修正
パワーライターソフトのデータはエクセルにコピー&ペースト出来るので、エク
セルでMapを作って計算させると効率良く作業出来ます。
5)次にスロットル開度90%、80%・・・50% のA/Fデータをスロットル開度100%
のA/Fデータと比較して各スロットル開度毎に偏差を算出します。
私の場合は各スロットル開度毎にエクセルでMapを作成し、スロットル開度毎
の補正量を算出しました。
例えばスロットル開度100%時にA/F11.0のポイントがスロットル開度60%時
にA/F10.5となっていた場合は、スロットル開度100%時の通常噴射量に対し
て-4.5%で良いという事になりますので、この補正量をスロットル補正のMap
に入力します。こうやってスロットル補正Mapの高負荷領域のデータを埋めて
行きました。
Lジェトロ(パワーFC)の時はアクセル開度の依存性が低かったのですが、
Dジェトロの場合はここをきっちり詰める事がポイントですね。
理論的には、同じエンジン回転数、同じブースト圧で同じ空燃比を得ようとす
れば、スロットル開度が低い方が燃料は少なくなります。
理由はスロットル開度vsポート内流速vs負圧の関係にあると思います。
6)以上で定常域のセッティングがほぼ出来上がりました。
3、過渡域
1)過渡域では非同期噴射時間と加速補正(量と時間)のセッティングを行いま
した。
2)具体的には1000rpm刻みで6000rpmまで、3パターンのアクセル変化(ア
クセルをゆっくりと少量踏み込む、やや速く大きく踏み込む、素早く全開まで
一気に踏み込む) にてログを取りました。合計18通りです。
3)ログデータにはスロットル変化量と加速補正量が示されていますので、この
数値を見ながら適性空燃比になるように加速補正量と減衰時間を決めて行き
ました。
非同期噴射量はスロットル変化1発目に対して効いている様なので、A/Fデ
ータと現在の設定値を見ながら補正量を決めて行きました。
4、仕上げ
1)上記でほぼ出来上がってきましたが、未だ不完全な部分があります。
低回転からフルスロットルした場合に、3速・4速・5速ではOKですが、2速では
空燃比がやや薄く、1速では更に薄くなってしまいます。
理由は3速&4速を基準に通常噴射時間Mapを作成してある為に、負荷の掛
かり難い低いギヤではエンジン回転数に対してブースト値が低く、Mapトレー
ス位置が下がる為。また、ハイパワーエンジンになる程に低いギヤではエンジ
ン回転数が瞬時に吹け上がる為、CPUが情報を受け取って噴射時間を演算
し終わった頃には既にエンジン回転は大きく上昇しているからだと思われます。
2)対処法として、先ず1速と2速で低回転からフル加速した時のログを取って、目
標空燃比との偏差を算出し、その分を車速補正Mapに反映させました。
私の場合は車速120km/h位までの範囲で、低速&高ブーストほどに増量しま
した。
以上でほぼ全域で気持ち良く加速できる状態になりましたので、今後は各種温
度補正係数の調整や始動時間短縮などにトライして行く予定です。
上記のやり方は私がV-Proを手に入れてから約2週間ほど勉強しながら実施し
た内容ですが、所詮素人が考えた方法なので間違っているかも知れませんし、
今後は手順を変えるかも知れません。
実際にV-Proをセッティングされている方で、もっと効率的に、精度良く出来る方
法をご存知であればアドバイス戴ければ嬉しい限りです。
最後に、もし上記の記載内容についてクレーム等が有った場合はこの記事を
整備手帳から削除するかも知れません。予めご容赦下さいね m(__)m
2
=追伸=
この記事へのアクセス数を見て驚きました!
改めて、V-PROの人気にびっくりです v(^^)pro
さて、一部補足させて戴きます。
上記では高負荷域での基本Mapへの空燃比F/Bやスロットル開度補正、車速補正は
エクセルで補正量を計算させてMapを作成していますが、勿論V-PROの自動補正機
能を活用した方が簡単に出来ると思います。 (F/B設定範囲を全域にする必要あり)
但し、この場合は安定した補正値を得る為に、即ち、正しく空燃比F/Bさせる時間を確
保する為に 4速以上の高いギヤで行う方が良いと思われます。
また、テスト走行時にトレースされていないセルは補正されていませんので、ここを見
極めて前後関係から補正値を補間していく必要が有ると思います。
過渡域はF/B出来ませんので手作業となります。念の為。
「ボクはこんなやり方しているよ!」 って情報が有れば是非教えて下さいネ m(__)m
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